作品
米国最大の内乱、南北戦争に敗れた深南部の中心。「風と共に去りぬ」をはじめ、映画に文学に数々の名作を生んできた都市のすべて
無類の本読みとして知られる作家の異色のブックガイドエッセイ。初めて開陳する独特な本との付き合い方は、切れ味鋭く面白さ抜群
ヨカ男も税務署も何するものぞ。大分から日本一の焼酎を。酒造りに青春をかける姉妹の闘いと成長を、昭和史を軸に描く超娯楽小説
バキュームカーなくしては日本の経済成長はなかった――縁の下の力持ちの誕生から現状までを詳細にたどる画期的なルポルタージュ
世界最大のイベントと、サッカーというスポーツの本質に迫る知的探検。サッカーファンに衝撃を与えた『サッカーの世紀』の続篇
日本唯一の消しゴム版画家と、気鋭の民俗学者が一点突破で、政治から芸能、風俗まで、ポストバブル時代を読む超無差別級対談集
項羽、劉邦ら秦末英傑に影のごとくよりそった友、臣、敵。かれらの眼に映ずる覇王のすがたを詩情あふれる文章でえがきだす連作短篇
公園通りの猫センセイ・早坂暁、渾身の書き下ろし。講談社エッセイ賞受賞「公園通りの猫たち」(文春ネスコ)を凌ぐ、自由な猫と人間の愛情物語。読めば必ず泣けます。
死の前に子供が見た「宇宙船」とは何だったのか。不慮の事故は、日常に潜む様々な不条理を露わにする。現代の生の深淵を描く長篇
レイプの傷手から逃れるように女は網走に流れつき、恋人はその後を追った。真実を受けいれるために彼女が費やした半年を描く長篇
六十五年前の女性の殺害事件を掘り起こすうちに浮かびあがるもう一つの“事件”。引退した老女流カメラマンの問い直す人生の意味
ジェームス三木、寺山修司、川淵三郎、鈴木啓示、吉行淳之介、江夏豊など、気になる男たちを時には甘口で、時には辛口で綴る読物
古くは皇帝に献上され、毛沢東も夢中になった武夷岩茶。万病を癒すといわれる茶王・大紅袍など幻の名茶の秘密が今解き明かされる
韓国プロ野球が生んだ史上最高のピッチャーがこれまでの野球人生から中日入団の経緯、日本球界へ賭ける夢などを綴った話題の手記
漱石、荷風からジョイス、マルケスまで、多様な可能性を秘めた作家論精選。意外な角度から歪つな〈近代〉を浮彫りにする刺激的批評
グータラ作家の僕の家に訪れる河田刑事の狙いは、妻の手料理とその手際さながらの名推理。キッチン・ディテクティブをご賞味あれ
子供三人、四十歳、幸せな主婦。それが突然の衝動で家庭がうっとうしくなり、ガウンを引っかけたままで、知らない町をめざした……
日本で無視され続けてきた西欧近代のひとつの側面を、代表的な思想家を題材にとりながら鮮かに分析し、未知の世紀への指針を示す
貨物列車の音が子守唄だった少年時代から鉄道を愛するセンセイが日本全国は言うに及ばず、世界を眺めた、ひと味違う旅のエッセイ
大正期に単身渡米しプロ球団で活躍した選手「ジャップ・ミカド」。彼を探る日米取材の旅路の終着点で著者が発見したその真相とは?
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