作品
生きること、生かされること。そのせつなさ、不思議さが、よみがえる……。宮城谷昌光が傘寿を迎えて自ら選んだ中国歴史小説の珠玉。
明治維新でお役御免となったはずの忍者。しかし実は今もひっそり日本の平和を守っていた! 働く現代の忍びたちを描く、新・忍法帖。
師・北条佐兵衛から武芸者として認められた“地獄への案内人”お竜。人の命を奪う武芸は、技を持つものを悲劇へと導くのだった。
かすていら、鶏鍋、鯖の船場汁、もっちり蓮根揚げ…ほっこり出張料理が、頑なだった心をほぐし、人と人を繋いでゆく。大好評第三弾!
藩命によりのんだくれの素浪人に身をやつし市井に潜んでいる源九郎。ある日、押込み強盗に主人を殺された女中のおくにがやってくる。
時は文政。超人気役者に戯作者、金主までもつれ合って江戸の芝居小屋は大賑わい。スカッと笑える歌舞伎物語の始まり、はじまり~。
昼は廻船問屋の番頭。夜は殺しを請け負う〝残月の郎次〟。切り札は懐に呑んだコルト6連発。江戸の暗黒街を熱く描く渾身の時代小説。
助八郎の新しい姿に刺激を受ける嘉一郎。佃沖に娘らが捕らわれているとの知らせを受け――冒険の旅に決着? 壮快な完結編!
若い美人が殺される演しもので評判の見世物小屋「殺され村」で、人が本当に殺されたという噂が。南町奉行・根岸肥前守が謎に迫る。
感性豊かで優しい大男――明治東京を舞台に「最後の木版浮世絵師」小林清親の半生を描く、直木賞受賞の傑作時代小説。
槍の名手として戦国に名を轟かせた豪傑・前田利家と、温厚かつ秀才肌の息子・利長。信長から能登一国を拝領、国持大名として起つ!
信長亡き後の秀吉と勝家の雌雄決戦。以後、利家は秀吉の天下統一に与していく。前田家加賀百万石の礎はいかに築かれていったのか。
残酷な手討ちで有名な旗本、大沢頼母の家臣が次々に辻斬りに遭う。その犯人の正体とは一体……。大人気シリーズ第二十一弾。
媛野藩の若き藩士、栗屋清吾は女中のみつを妻とするが、家長の長兄には認められていない。そんな折、古い友人から用心棒を頼まれる。
幼少期より居眠り癖があり、立場の弱い者に優しく、相手の気持ちに配慮する――著者がこよなく愛した男の生涯が鮮やかに描かれる。
吉良邸討入りの夜、降り積もった雪のなか「寒い寒い」と呟きながら、死に向かって歩みつづけた――大石内蔵助の生涯を描く傑作長編。
人気シリーズついに完結! 些細な出来事で人生の落伍者となってしまった男たちの虚しい犯罪。新米同心・凜之助が事件の真相に迫る。
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