作品
ハルコに持ち込まれる相談事は、肥満を悩む財閥御曹司、医学部を辞めた息子の進路など。悩める子羊たちにどんな手を差しのべるのか⁉
淫売宿にヤギの甘汁とオランウータンのポポロがやってきた。彼女たちの活躍で姉さんたちが恐慌を来す表題作ほか〈最悪劇場〉第二弾。
「ええ声」を持つ赤ん坊〈なにか〉はいかにして「悪声」となったのか。ほとばしるイメージ、疾走する物語。命の連なりを記した長篇。
何故か株を買おうとすると値段が逃げ水のようにあがってしまう。その陰には巨大詐欺と投資家を出し抜く超高速取引業者の姿があった。
見えないからこそ見えてくるものがある。夢とリアルが絶え間なく交錯する老女は、自らの空想に怯えていたことを笑い飛ばして生きる。
日本で働く台湾人の私。台湾に移り住んだ友人の実桜。平成最後の夏の日、二人は東京で再会する。年月を経て募る思いを繊細に描く。
なぜ苦難を覚悟で、肢体不自由児支援の学校を創ったのか。一般にはあまり知られていない快男児に光をあてる本格的伝記小説
没落貴族の哀歓を描いた「斜陽」。太宰の文学の総決算「人間失格」。美しい友情の物語「走れメロス」など、日本が生んだ天才作家の全貌
陸軍きっての親中派ながら、南京戦の指揮をとる。A級戦犯として処刑された軍人の軌跡を追いつつ「事件」の真相に迫る本格評伝
朝日主催から文部省主催に変更して強行された昭和十七年夏の甲子園大会。球児たちの引き裂かれた青春を描くノンフィクション大作
「自分の子どもに会いたい」と願う夏子に届くさまざまな声。この世は生まれてくるのに値するのか。エネルギーに満ちた世界文学の誕生
精神科医・藤代に大学時代の恋人から手紙が――失った恋に翻弄される十二か月。『世界から猫が消えたなら』『億男』著者の恋愛小説。
大分県警「刑事学校」を舞台にした警察アクション第二弾! 生徒たちは市内の不良グループの捜査から危険な犯罪者の存在を掴む。
長く会津を統治した芦名家で当主が殺され、常陸の佐竹家より婿養子を迎える。家臣らの激しい軋轢に乗じて戦を仕掛けてくる伊達政宗。
中学三年生の夏合宿で島にやってきたJSS進学塾の面々。勉強漬けの三泊四日のはずが、不穏な雰囲気が……ついには行方不明者が!
ドストエフスキーの『罪と罰』を読んだことのない四人が果敢かつ無謀に挑んだ「読まない」座談会。四人は『罪罰』を愛せるのか!?
菊池涼介の帽子のつば真っ平ら問題、野球選手とパンチパーマ、なぜ九里亜蓮をフルネームで呼んでしまうのか。カープ愛溢れる考察。
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