作品
昭和八年、一斉検挙・起訴された「赤化華族」のなかに岩倉具視の曾孫がいた――。出自と時代に翻弄された少女の哀しい運命を追う。
戦前に活躍した時代小説家・瀧川駿。1部は瀧川の生涯を追う物語、2部は著者の自伝的小説、3部は瀧川の名作の再録。
最前列ではなく後ろの列の目立たぬところで人や組織を支えてきた人々の物語。良く生きた人生の底にはその人だけの非凡な歴史がある。
失踪して行方不明になったままの父、未完の『銀河鉄道の夜』、書きかけの小説。三つの未完の物語の中に「私」は何を見出すのか?
かつて憧れの青年だった真壁が結婚を前に脅迫されていることを知った芳樹は探偵に調査を依頼するが――。新鋭による戦慄ミステリ。
維新前夜の京都。「誠」の旗印に参集した剣士たちの生と死を活写した司馬遼太郎の傑作連作集を時代劇画の第一人者・森秀樹が漫画化。
日本マラソン界を引っ張る大迫傑が、オリンピックに向け、家族と離れてケニアで追い込む日々を日誌に綴る。大迫考案ノート付き。
欧州の若き知性が、近現代思想の”性悪説”をエビデンスで覆す衝撃作。「様々な分断を統合しうる一冊」(ユヴァル・ノア・ハラリ)。
人生訓 生活風情 景観 男心と女の心 争い詩情豊かな短歌集。
日本人初のイコン画家・山下りん。明治時代にロシアへ渡り、信仰と芸術の狭間で揺れながら激動の日露近代史を生き抜いた女性の生涯。
没後40年を迎えてなおファンの多い向田邦子作品を伊吹有喜、平松洋子、酒井順子、一穂ミチらが検証。
惜しまれつつ世を去った著者のエッセイ集第二弾。生涯のテーマの一つだった二・二六事件の真相に迫った最後の論考も特別収録する。
ますます緊張を高める米中関係。「習近平は、完全に全方位敵対路線に入った」と著者は語る。「最後の皇帝」習近平は何を目指すのか?
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