作品
女子大生殺しの容疑者が裁判で無罪となり自宅に戻ったが、近所は不穏な空気に。警察が警戒をしている中、また殺人事件が起きる――。
四国遍路の帰路、冬の海に消えた父。家庭人として企業人として恵まれた人生ではなかったのか……人生の深遠が胸に迫る傑作長編。
金蔵の金のほんの一部を盗み招き猫の絵を貼っていく福猫小僧。被害にあった店はその後繁盛するというが、ある日殺しのあった店が…。
宇野警部と恋人の女子大生・夕子がレストランで食事をしていると、一家皆殺しの犯人がすぐそばの席に! 名コンビが活躍する全五篇。
敗戦に志を折られた青年・物理波矢多は相次ぐ変死体と〝狐面の女〟の謎を解けるのか。ホラーミステリーの旗手による新シリーズ開幕!
忘れえぬ記憶の中で、男は、そして女も、生きたい時がある。あれは夢だったのだろうか。大切な人々に思いを馳せる珠玉の短篇集。
大往生を遂げた男の通夜に集まった一族約三十人。親族らの記憶の中から永遠の時間が立ちあがる。芥川賞受賞作に加え「夜曲」を収録。
近未来の日本。原因不明の新型ウイルス・バベルは、人々を恐怖に陥れた。立ち向かう術はあるのか? 緊迫のバイオクライシスノベル!
かつて日産に君臨した“天皇”塩路一郎。自動車労連会長にして、社長人事をも左右した男の正体に迫り、同社の企業体質を炙り出す。
日本で最初の近代工場の誕生には、彰義隊の負け戦が関わっていた。明治を支えた富岡には隠された幕軍側の哀しい事情があった。
大河ドラマ「西郷どん」の原作者として作家活動も新境地に。ゲス不倫から母親の介護まで、大騒ぎの世の中を揺るがぬ視点で見つめる。
直木賞で全選考委員に絶賛された『流』の著者が、愛する映画と音楽のこと、テキーラ、そして台湾の原風景について綴ったエッセイ集。
感動の作文集『つなみ』から生まれた家族の喪失と再生。子どもたちは「書くこと」で別れをどう乗り越えたのか。大宅賞受賞作。
日本の危機管理を創った著者が「佐々メモ」から語るスパイ捜査秘録。ゾルゲ事件から瀬島龍三まで、自身が受けたFBI諜報訓練も!
漢民族の中国、は幻想だ。ユーラシアの多彩な民族が入り乱れ文化を発展させてきた歴史を、南モンゴル出身の著者が鮮やかに描き出す。
いしいひさいちの新聞連載の四コマ漫画を高畑勲監督が映画化。デジタル彩色による美しい全シーン・全セリフを収録したコミック。
三年待ちでも手に入れたい「幻の籠」。あけび蔓の籠の編み手として名高い中川原信一の仕事を秋田の春夏秋冬を通じて紹介する愛蔵版。
娘の命が惜しければ今おまえが乗っている飛行機を落とせ。空の密室で進行する無数の策謀、その末のドンデン返し。これぞ徹夜本!
慌ただしい日々のニュースの塵を払ってゆっくり解説しなければ、世界の変化の本質は見えません。ここ数年の情報がわかるお得な一冊!
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