作品
安藤輝三から事件のことを書き残してくれと頼まれた山本又。その獄中手記を初公開。事件直前に蹶起趣意書から突如削られた一文とは。
蓮實重彦・東京大学元総長の絶賛を浴び、「早稲田文学新人賞」を受賞した75歳「新人女性作家」の、若々しく成熟したデビュー作。
演奏しようとすると必ず事故が起こる「呪われた曲」。今回も、演奏家たちが次々と狙われて……。宇野警部と女子大生・夕子の名推理
「わたしが死んだら犯人は彼よ」そう同僚に言い残し愛美は本当に殺された。一体なにが起こったのか、全てが始まった半年前に遡る
人気推理作家の自宅を訪れた宇野警部と夕子。美しい妻は幽霊と会話できるという。すると誰もいないはずの2階から内線電話が…
深夜の病院に入院中の青年を、銃を持った町民たちが狙っている。宇野警部と夕子は青年を復讐から守れるのか? 表題作など全5篇
高校の同窓会に現れた離婚歴3回、若い恋人同伴の男。彼に届いた殺人予告と、3人の元妻の登場で、会場は大混乱! シリーズ第19弾
貿易会社社長殺害の真犯人は誰? 夕子にお見合い話が持ち上がり、宇野警部との恋路は? おなじみ幽霊シリーズ第20弾は初の長篇
楽しい旅行のはずが事故で列車が止まり、途中下車させられた宇野と夕子を殺人事件が襲う。名コンビ快調、幽霊シリーズ文庫最新刊
窮屈な世の中で、恋人、夫婦、親子への幻想を抱きながら生きる現代人たち。還暦の私立探偵・竹花のもとに今日も救いを求める依頼が。
故郷に思いを馳せ、亡き父母を追慕し、日々の生活を静かに見つめる。肺腑にとどく名文の数々。確かで美しい日本語がここにある――。
家老の子息を斬殺し、討手から身を隠して江戸に生きる片桐宗春。だが、人の情けと心意気に触れて暮らすうち、その心はある境地に。
首席家老・又左衛門の許に果し状が届く。かつて同門の徒であり、今は厄介叔父と呼ばれる市之丞からであった―武家小説の傑作長篇。
鉄道好きとして名高い著者が今回取り上げたのは「地下鉄」。独自の基準で選んだ名所をメトロを使って巡り尽くす、新東京ガイドです!
太平洋戦争末期に、北ボルネオで姿を消した民族学者・三上隆。彼の生存を信じる捜索隊は、ジャングルの奥地で妖しい世界に迷い込む。
一九四五年八月、日本は劇的に変わる。解体を回避した天皇制と東京帝国大学の功罪に見る、日本人の歴史意識とは。壮大なる完結篇。
人工眼球の胚を求めて寒村に潜入した「おれ」は犬に変身させられて……。世界戦争後の荒廃したアジアが舞台のSFロードノベル。
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。