作品
近代人のエゴイズムと社会との相克を描いた、漱石前期の代表作2篇。目にやさしい大きな活字、現代人の感覚に即した詳細な注釈付
半年前に別れた女房が訪ねてきた理由とは? 片隅に生きる男女の微妙な情を描いた表題作ほか、小説作りの名手の技冴える作品集
30年前、台湾上空に逝った向田邦子。その死を惜しむ吉行淳之介、山口瞳、澤地久枝氏らによるオマージュを、懐かしい写真で飾る
自分の眼しか信じない〈時代観察者〉の著者が、「映画」と「東京」の現在とうつろいを克明に描き出す、週刊文春連載の第10弾!
ダルビッシュ有、ぶってぶって姫、阪神タイガース、赤ちゃんポスト、ギャル曽根などを俎上に動物行動学エッセイの新機軸を展開!
血塗られた信長軍数万に、固い信仰とともに、鉄砲を手に立ち向かった紀州雑賀衆。少年・七郎丸は戦乱の中で成長していく!
原発をめぐり、通産省と東電は主導権を争い、建設場所も発電方式も場当たり的に利権との絡み合いの中で決定された。国民必読の1冊
狙いは理事長の隠し財産。学校ブローカーの暗躍、理事長と愛人の失踪、巻き込まれた教師たちの保身争い……。これが教育の現場だ!
伝説のチェスプレーヤー、リトル・アリョーヒンの、ひそやかな奇跡を描き尽した、切なく、愛おしい、宝物のような傑作長篇小説
御厩(おうまや)河岸、竈(へっつい)河岸、浜町河岸……。江戸情緒あふれる水端を舞台に、たゆたう人々の心を柔らかな筆致で描いた、著者十八番の人情噺
突然働きバチがすべて失踪、コロニーは全滅する。蜂群崩壊症候群の原因究明でみえてきた地球の生態系の危機。現代版「沈黙の春」
誰より気が合う相棒の転校を前に、僕らは冒険に出かけた——憧れのあの2人組のように。友人を家族を恋人を“想う”12の夏の風景
2012年、古事記編纂1300年を前に、神話のふるさとを訪ねる決定版ガイド。『口語訳 古事記』の著者が、ゆかりの地を紹介
寿司、カニ、スッポンの高級系から、うどんやお好み焼きのB級グルメまで。意外に知らない食の豆知識も豊富に入ったイラストルポ
小さな町の興した無謀な風車の計画が、廃業寸前の鉄工所に火をともした。事故も身内の死をも乗り越えて、夢と誇りを取り戻す物語
「局長を罷めさせろ」と書かれた怪文書を契機に官僚、永田町、財界、マスコミを巻き込んだ権力闘争が勃発。真実は、そして勝者は?
太平洋戦争下、若者たちはどう生き、どう死んでいったのか。女学生康子の遺した日記と書簡が再現する「アンネの日記」を凌ぐ感動
アザラシの赤ちゃん写真の第一人者が20年に亘って撮りためた写真を集大成。見ているだけで癒される、ラブリー真っ白もこもこアザラシたち
通訳として超多忙な30代での出産。型破りな母の放任主義のもと、息子は開成→東大→弁護士! 爆笑シモネッタ流子育てエッセイ
悪霊、祟り、除霊、奇跡……。京都の古刹・蓮久寺の住職が相談を受け体験した、現代の怖くて不思議な実話の数々。現代版「耳袋」
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