作品
嫁ぎ先は大家族。一見温かく理想的な家庭の裏に潜む奇妙な闇に主人公が気付いた時、呪われた血の絆で結ばれた家の真実が暴かれる
新宿、大久保、新潟そして茨城を点と線で結ぶ怨念と復讐の物語。「彼女」は三代にわたる怨念を晴らすために生れた「化身」なのか……
落ちこぼれ高校生、理穂・美咲・如月。それぞれの夏がはじまった——。『バッテリー』の著者が放つ、切なく透明な青春群像小説
月刊『文藝春秋』との共同調査で、二千人の男女から得られたさまざまな数字を基に、「団塊たち」の人生六十年とこれからを考える
南九州の海賊が統一王朝・尚氏になった! 沖縄は独自に発展し、ヤマトとは別の国という「琉球ナショナリズム」を打ち砕く、知の衝撃
個人投資家や上場会社にも大きな影響を及ぼすという金融・証券市場の新しい枠組み。行政改革担当大臣自らが分かりやすく解説する
ブッシュがイラク戦争で唱えた「正義の戦争」信仰はリンカーンから始まった。モールス電信を駆使し戦争指揮したリンカーンの真の姿
官僚、治水、遊侠、南方と北方、料理と茶と酒、一族・同郷・友人、漢文など20のキーワードを手がかりに中国の全体像を鷲づかみにする
出版不況、文学の衰退……。この船のさだめは、海の底へ導かれているのか。「大いなる助走」から30年。鬼才のおそるべき文学作品
お父さん! お父さん! お父さーん! 父は死んだ。心に寂しさを抱えながらも健気に生きる少年たち。18篇からなるショートストーリー
探偵事務所の用心犬、超能力をもつ女性を主人公にしても、時代小説であれ、そのストーリー・テリングの巧みさは読者をつかんだら離さない
パートナーが多忙の場合、余裕のある方が育児をするのが合理的。でも世間では男性の育児は少数派で、悩むパパたちを描く育児小説
記憶の中の香り。列車の窓からとらえる一瞬。夜の闇から聞こえる街の音。風の行く先。日常や記憶の一瞬を切り取った不思議な絵本
生まれつき他人の顔を憶えられない青年が、神田川の源流から河口までを歩く——偶然出会った人々と連れだちながら。うつくしい夏の物語
父母は亡く、たった一人の祖父にも先立たれた幼い兄弟が出合ったささやかな倖せ。コンサートで観客の涙を誘った感動的な物語
長年一緒に暮らしてきたクー太は、校長先生一家にとってかけがえのない家族。その「老い」と、どう向き合うか。介護アドバイス付き
女帝論争が喧々囂々の中、紀子様御懐妊の報が……。ネットでのマリコ人気に驚き、ファンの期待に応えるため美を磨く決意も新たに
2月ルスカ戦、6月アリ戦、10月パク戦、12月ペールワン戦。4試合の当事者を世界に訪ね、新証言によって描く格闘技を変えた熱い1年
初の海外派兵、東アジアの緊張と激変する安全保障問題、そして規制緩和を推進した小泉改革の行方を、青春時代を重ねつつ論断する
エッ、宮本武蔵は実在しなかった? 「なぜなら武蔵には滑稽な逸話がない」に始まって、「猪鹿蝶の考察」など、学識と笑い満載の15篇
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