作品
文化年間、女だてらに貸本屋を営む「おせん」。様々な事件に巻き込まれながら、書物への愛を胸に、粋と張りを目指す姿を描く連作集。
「無条件に楽しんで読むことが出来た」(乃南アサ)「全編にわたって楽しい」(有栖川有栖)。選考委員も癒されたユーモア時代奇譚。
診療所を一代で総合病院にした父と、落ちこぼれだったが天才的な経営手腕を発揮する次男。大病院の栄華と躓き、家族の確執を描く。
司馬遼太郎の永遠のベストセラー初の漫画化。坂本竜馬の奇跡の生涯を『コウノドリ』の作者・鈴ノ木ユウが描く。大河コミック第2巻。
妻の視点から稀代の歌人との暮らしぶりを描く表題作をはじめ、鎌倉、室町、江戸期に題材をとった女性が主人公の歴史小説5編を収録。
本屋が選ぶ時代小説大賞&冬の豪華読切小説 万城目学一挙230枚!
古代ギリシア人やローマ人は「危機」という言葉に「甦生」の意味も合わせ持たせた――「知恵」を働かせる以外に日本の未来はない。
東大、阪大など一流大学の入試問題から、新しい世界史の捉え方がわかる。あなたの知識を楽しくアップデートする「大人の学参」。
信者からの巨額の献金、政治家との癒着などの問題を引き起こしてきた統一教会。その実態に迫った「文藝春秋」大特集を緊急出版。
ライト兄弟が世界最初の飛行機を飛ばす何年も前に、独自の構想で航空機を考案した奇才・二宮忠八の波乱の生涯を描いた傑作長篇
押伏村には、六十歳を越えると蕨野へ棄てられる掟がある。老人たちの悲惨で滑稽な集団生活。死してなお魂は生き永らえるのか——
太平洋戦争中は大本営作戦参謀、戦後は総合商社のビジネス参謀、中曾根行革では総理の政治参謀。激動の昭和時代を常に背後からリードしてきた実力者の六十数年の軌跡を検証する。
最後の木版浮世絵師といわれた光線画家・小林清親の波瀾に充ちた半生と江戸から明治に移りかわる風俗、庶民の生きざまをあざやかに描いた第百回直木賞受賞の長篇。(田辺聖子)
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