書名(カナ) | ショウワテンノウノコエ |
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ページ数 | 256ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 上製 上製カバー装 |
初版奥付日 | 2019年08月10日 |
ISBN | 978-4-16-391071-0 |
Cコード | 0093 |
令和時代だからこそ書けた「昭和史小説」の決定版が誕生!
天皇とは、この国にとっていかなる存在か。
国家社会の融合体の中心である天皇とは、何と窮屈で、脆く、孤独なものか――。
昭和天皇が、自ら政治的決定を下したのは「三度」。
二・二六事件の青年将校たちは、天皇のために行動している、との信念のもと蹶起し、鈴木貫太郎らを襲撃した。
ある憲兵は、蹶起軍こそが、反逆者だと憤った。
昭和天皇が、どのような思いを持っているのかを、国民それぞれが夢想し、それを大義名分としてぶつかり合い、昭和という「激動の時代」が作り上げられた。
『ゴー・ホーム・クイックリー』や『ミネルヴァとマルス 昭和の妖怪・岸信介』で近現代史を描き、永田町でも注目される中路啓太による「昭和天皇」にまつわる五つの短篇。
国民の想いに戸惑い、悩む、生身の天皇の姿!
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