ゴー・ホーム・クイックリー 中路啓太

2,035 (税込)
発売日2018年11月22日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) ゴー ホーム クイックリー
ページ数 360ページ
判型・造本・装丁 四六判 小口折 並製カバー装
初版奥付日 2018年11月25日
ISBN 978-4-16-390932-5
Cコード 0093
書店在庫
ネット書店で購入
『ゴー・ホーム・クイックリー』(中路啓太)

ゴー・ホーム・クイックリー 中路啓太

2,035 (税込)
発売日2018年11月22日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) ゴー ホーム クイックリー
ページ数 360ページ
判型・造本・装丁 四六判 小口折 並製カバー装
初版奥付日 2018年11月25日
ISBN 978-4-16-390932-5
Cコード 0093

終戦直後、日本のために戦った官僚たちの物語

ノンフィクション作家 保阪正康氏が絶賛!
昭和史の“静かな怪物”が、もう一人いた。
「この小説は、まさに“戦後史の岐路”を描いた一冊。現憲法は誰によって、どう作られたのか。占領する側、される側の闘いを再現させたドラマだ」

終戦直後の昭和二十一年の初め、連合国最高司令官総司令部(GHQ)の方針に従い、国会内の委員会で政府試案をまとめたが、GHQは拒否。そればかりか、GHQ憲法草案を押し付けてきた。この案を翻訳し、日本の法律らしく形を整え、新憲法の下敷きにせよ、というのだ。
わずか二週間で翻訳にあたることになったのは、内閣法制局の佐藤達夫。吉田茂外相(当時)と話す機会を得た佐藤は、GHQ案の問題点をまくしたてる。それを聞いた吉田は、佐藤に言った。
「GHQは何の略だか知っているかね? ゴー・ホーム・クイックリーだ。『さっさと帰れ』だよ。総司令部が満足する憲法を早々に作っちまおうじゃないか。国の体制を整えるのは、独立を回復してからだ」

かつて司馬遼太郎は、『坂の上の雲』で、明治という時代の明暗と、近代国家誕生にかけた人々の姿を小説にした。
そして今、昭和史の分岐点を描いた小説が誕生した。

別冊文藝春秋からうまれた本

担当編集者より

『もののふ莫迦』で、「本屋が選ぶ時代小説大賞2015」を受賞した中路啓太さんの渾身の一冊です。
憲法改正に向き合った官僚たちの人間ドラマは、今こそ、ぜひ読んでほしい物語です。

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