単行本

ぼくは青くて透明で

1,760 (税込)
発売日2024年01月16日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) ボクハアオクテトウメイデ
ページ数 256ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2024年01月15日
ISBN 978-4-16-391793-1
Cコード 0093

高校一年の夏、ぼくは彼と恋に落ちた

高校一年の夏、ぼくは彼に恋をした。

「ぼく」(羽田海)は、血の繋がらない継母の美佐子さんと二人暮らしをしている。
ぼくが高校一年の夏に、美佐子さんの仕事の都合で引っ越しをすることになった。前の町で美佐子さんが勤めていた印刷会社が倒産したのだ。
幼いころは父さんと母さんがいたけれど、ぼくが六歳のときに母さんは家を出ていき、その後美佐子さんと結婚した父さんもどこかに行ってしまった。
勉強も好きじゃないし、運動も得意じゃない。いつか美佐子さんとも離れなくちゃいけない。
そんなとき、「ぼく」は、転校先の高校で忍と出会った……。出会ってしまった。


【著者朗読】窪美澄さんが読む『ぼくは青くて透明で』

新刊『ぼくは青くて透明で』を著者の窪美澄さんが朗読します。
ぼく(羽田海)が転校先で長岡忍に運命的な出会いを果す前――「空気みたいな羽田君」の心のうちに広がっていた思いに迫る、第一話冒頭部分をお届けします。



【著者が語る】窪美澄『ぼくは青くて透明で』

週刊文春WOMAN連載時から大きな話題を呼んだ、窪美澄さん『ぼくは青くて透明で』がついに書籍化! 執筆時の秘話や作品に込めた思いを担当編集が伺います。

著者

窪 美澄

1965年東京生まれ。2009年「ミクマリ」で女による女のためのR-18文学賞大賞を受賞。受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』が、本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位、2011年本屋大賞第2位に選ばれる。また同年、同作で山本周五郎賞を受賞。12年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞、19年『トリニティ』で織田作之助賞を受賞。22年『夜に星を放つ』で直木賞受賞。その他に『やめるときも、すこやかなるときも』『じっと手を見る』『夏日狂想』『夜空に浮かぶ欠けた月たち』『ルミネッセンス』など著書多数。

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