書名(カナ) | ネツボウ |
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ページ数 | 256ページ |
判型・造本・装丁 | 文庫判 |
初版奥付日 | 2020年09月10日 |
ISBN | 978-4-16-791559-9 |
Cコード | 0193 |
「みんな、わたしをばかにして。ばかにして」――31歳、派遣社員の春菜は、金を騙し取られ、仕事を切られ、望みを賭けた男からも捨てられた。だが、男からの手切れ金百万円を手にした時……「騙す側になる」と決めた。プチ整形し身分を偽り、うぶな男たちに貢がせていたが、やがて事態は一転、逃亡生活に。春菜に安住の地はあるのか? 解説・瀧井朝世
「わたしはただ、幸せになりたかっただけ」
金も男も仕事も消えた!
踏みにじられ、突き落とされっぱなしの日々。
どん底からの復讐が、はじまる――。
こんな人、絶対に好きになれない。こんな人生、絶対に送りたくない。そう思うのにページをめくる手が止まらない。
(中略)
正確のねじ曲がった人間の心理を掘り下げ、そこから起きるさまざまな出来事をここまでテンポよく書ける筆力もさすがである。本作はミステリーやサスペンスに分類されるのだろうが、個人的には人間の滑稽さを浮き彫りにしたブラックコメディとしても楽しめた。
(瀧井朝世さんの解説より)
困難な時代の女たちに贈る、
サバイバル+サスペンス小説!
第一章
第二章
第三章
第四章
解説 瀧井朝世
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