百花 川村元気

803 (税込)
発売日2021年07月07日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) ヒャッカ
ページ数 320ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2021年07月10日
ISBN 978-4-16-791716-6
Cコード 0193
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百花 川村元気

803 (税込)
発売日2021年07月07日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) ヒャッカ
ページ数 320ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2021年07月10日
ISBN 978-4-16-791716-6
Cコード 0193

現代に新たな光を投げかける、愛と記憶の物語

「あなたは誰?」
徐々に息子の泉を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく泉。
ふたりで生きてきた親子には、忘れることのできない“事件”があった。
泉は思い出す。かつて「母を一度、失った」ことを。
母の記憶が消えゆく中、泉は封印された過去に手を伸ばす──。

記憶という謎<ミステリー>に挑む新たな傑作の誕生。

「あなたはきっと忘れるわ。
だけどそれでいいと私は思う」

「また母が、遠くに行ってしまいそうな気がした。
あの時のように」

……あの一年間のことは、決して誰にも知られてはいけなかった。
小説『世界から猫が消えたなら』『四月になれば彼女は』などで大きな衝撃を与えてきた川村元気、待望の最新文庫。

各界からも反響が続々!

◆息子と母の切ない思いに、胸が熱くなりました。──吉永小百合

◆深い感動のうちに読了した。
 ぼく自身の母親の思い出と重なり、他人事ではなかったのだ。──山田洋次

涙が止まらない──現代に新たな光を投げかける、愛と記憶の物語。

解説は『長いお別れ』の中島京子さんです。

特設サイトへ

担当編集者より

「あなたは誰?」徐々に息子の泉を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく息子。親子には忘れることのできない“事件”があった──。
『世界から猫が消えたなら』『億男』『四月になれば彼女は』で世に衝撃を与えてきた川村元気さん。
川村さんが次に小説のテーマとして選んだのは「記憶」でした。
そこだけ光がぽっと灯ったかのような黄色い表紙が印象的な装幀は鈴木成一さん、写真は鈴木理策さん。川村さんが「この写真しかない」と選んだ写真は、近くのものがぼやけ、遠くのものがくっきり映るという記憶の不思議さがそのまま凝縮された一枚です。
『長いお別れ』の中島京子さんも素晴らしい解説を寄せてくださいました。
待望の川村元気さんの最新文庫──涙と感動の渦に巻き込まれ、読後には温かいものが残る一冊をお届けします。(TI)

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