書名(カナ) | センシノイショ タイヘイヨウセンソウニチッタユウシャタチノサケビ |
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ページ数 | 320ページ |
判型・造本・装丁 | 文庫判 |
初版奥付日 | 2022年08月10日 |
ISBN | 978-4-16-791925-2 |
Cコード | 0195 |
【名著復刊!】
山本五十六の怒り、阿南惟幾の覚悟、栗林忠道の勇敢、井上成美の孤高……太平洋戦争に散った男たちの最期の言葉には、家族、友、国への計り知れない思いが滲み出る。昭和史研究の第一人者が軍人28人の遺書の壮絶あるいは清冽な言葉の数々を拾い上げ、歴史的背景と人物像を明らかにする傑作列伝。解説・阿川弘之、新装版のための解説・梯久美子
歴史探偵・半藤一利の名著復刊!――遺書に秘められた人間ドラマ!
[28人の忘れ得ぬ言葉]
・いとしき最愛のちとせどの――伊藤整一
・天皇(すめらぎ)の御楯とちかふ真心は――山本五十六
・きようこちやん、さやうなら――上原良司
・ボー マイニチ オトナチク チテルカ――野中五郎
・沖縄県民に後世特別の御高配を――大田実
・今ヤ弾丸尽キ水涸レ――栗林忠道
・一死以テ大罪ヲ謝シ奉ル――阿南惟幾
戦艦大和に殉じた〝特攻〟艦隊司令長官─―海軍中将 伊藤整一
十万人の部下に玉砕を命じた剛毅─―陸軍中将 安達二十三
対米英戦に反対した名将の覚悟─―海軍大将 山本五十六
玉砕強要の軍司令部命令に抗す─―陸軍少将 水上源藏
サイレント・ネイビーに徹した生涯─―海軍大将 井上成美
戦犯裁判を第二の戦場として闘う─―陸軍中将 岡田資
押しつけられた偶像「特攻の父」─―海軍中将 大西瀧治郎
「冾子ちゃん、さようなら」─―陸軍少尉 上原良司
「終戦」後に特攻出撃した闘将─―海軍中将 宇垣纏
自決を迫る妻と「グズ元」の胸中─―陸軍元帥 杉山元
反乱軍鎮圧後、従容として死す─―陸軍大将 田中靜壹
全滅覚悟の出撃「湊川だぜ」─―海軍少佐 野中五郎
過早突撃を戒めペリリュー島を死守─―陸軍大佐 中川洲男
Uボート内で自決した技術者の無念─―海軍技術中佐 庄司元三
アッツ島玉砕は大本営の無策怠慢─―陸軍大佐 山崎保代
妻子とともに自決した降伏反対論者─―海軍少佐 国定謙男
悲劇の名将、死処を得ざる苦しみ─―陸軍大将 山下奉文
超大型潜水戦隊司令の〝降伏〟─―海軍大佐 有泉龍之助
武勲赫々の闘将の遺書「草莽の文」─―陸軍大佐 親泊朝省
「沖縄県民に後世特別の御高配を」─―海軍少将 大田実
最大の激戦地硫黄島の善戦力闘─―陸軍中将 栗林忠道
開発者が殉職した人間魚雷の悲劇─―海軍大尉 黒木博司・海軍大尉 樋口孝
東京に無視された最善の和平工作─―陸軍中将 岡本清福
重傷のB29俘虜を介錯し絞首刑に─―陸軍中尉 満淵正明
巨砲発射せず、武蔵艦長の自責─―海軍少将 猪口敏平
文人的軍人の最後の気迫─―陸軍中将 本間雅晴
一死以て大罪を謝す─―陸軍大将 阿南惟幾
あとがき
文庫本にさいしてのあとがき
参考文献
解説 阿川弘之
新装版のための解説 梯久美子
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