作品紹介

【名著復刊!】
山本五十六の怒り、阿南惟幾の覚悟、栗林忠道の勇敢、井上成美の孤高……太平洋戦争に散った男たちの最期の言葉には、家族、友、国への計り知れない思いが滲み出る。昭和史研究の第一人者が軍人28人の遺書の壮絶あるいは清冽な言葉の数々を拾い上げ、歴史的背景と人物像を明らかにする傑作列伝。解説・阿川弘之、新装版のための解説・梯久美子

歴史探偵・半藤一利の名著復刊!――遺書に秘められた人間ドラマ!


[28人の忘れ得ぬ言葉]
・いとしき最愛のちとせどの――伊藤整一
・天皇(すめらぎ)の御楯とちかふ真心は――山本五十六
・きようこちやん、さやうなら――上原良司
・ボー マイニチ オトナチク チテルカ――野中五郎
・沖縄県民に後世特別の御高配を――大田実
・今ヤ弾丸尽キ水涸レ――栗林忠道
・一死以テ大罪ヲ謝シ奉ル――阿南惟幾

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担当編集者より
遺書にはその人の死に様はもちろん、生き様、価値観、人生哲学が滲み出ます。戦争という極限状態の中、帝国軍人はどのような遺書を認めたのでしょうか。遺書を丁寧に読み解いて見えてくるのは、かつての大日本帝国の現実、そして無味乾燥な歴史の中の人物ではなく生身の人間として存在した一人一人の感情、無念、悲しみ、怒り、諦念――。毎年、太平洋戦争に思いを馳せる8月に、私たちが決して忘れてはいけない、忘れることのできない、28人の遺書の言葉にぜひ耳を傾けて下さい。(担当K.N)
目次
戦艦大和に殉じた〝特攻〟艦隊司令長官─―海軍中将 伊藤整一
十万人の部下に玉砕を命じた剛毅─―陸軍中将 安達二十三
対米英戦に反対した名将の覚悟─―海軍大将 山本五十六
玉砕強要の軍司令部命令に抗す─―陸軍少将 水上源藏
サイレント・ネイビーに徹した生涯─―海軍大将 井上成美
戦犯裁判を第二の戦場として闘う─―陸軍中将 岡田資
押しつけられた偶像「特攻の父」─―海軍中将 大西瀧治郎
「冾子ちゃん、さようなら」─―陸軍少尉 上原良司
「終戦」後に特攻出撃した闘将─―海軍中将 宇垣纏
自決を迫る妻と「グズ元」の胸中─―陸軍元帥 杉山元
反乱軍鎮圧後、従容として死す─―陸軍大将 田中靜壹
全滅覚悟の出撃「湊川だぜ」─―海軍少佐 野中五郎
過早突撃を戒めペリリュー島を死守─―陸軍大佐 中川洲男
Uボート内で自決した技術者の無念─―海軍技術中佐 庄司元三
アッツ島玉砕は大本営の無策怠慢─―陸軍大佐 山崎保代
妻子とともに自決した降伏反対論者─―海軍少佐 国定謙男
悲劇の名将、死処を得ざる苦しみ─―陸軍大将 山下奉文
超大型潜水戦隊司令の〝降伏〟─―海軍大佐 有泉龍之助
武勲赫々の闘将の遺書「草莽の文」─―陸軍大佐 親泊朝省
「沖縄県民に後世特別の御高配を」─―海軍少将 大田実
最大の激戦地硫黄島の善戦力闘─―陸軍中将 栗林忠道
開発者が殉職した人間魚雷の悲劇─―海軍大尉 黒木博司・海軍大尉 樋口孝
東京に無視された最善の和平工作─―陸軍中将 岡本清福
重傷のB29俘虜を介錯し絞首刑に─―陸軍中尉 満淵正明
巨砲発射せず、武蔵艦長の自責─―海軍少将 猪口敏平

文人的軍人の最後の気迫─―陸軍中将 本間雅晴
一死以て大罪を謝す─―陸軍大将 阿南惟幾

あとがき
文庫本にさいしてのあとがき
参考文献
解説 阿川弘之
新装版のための解説 梯久美子
商品情報
書名(カナ) センシノイショ タイヘイヨウセンソウニチッタユウシャタチノサケビ
ページ数 320ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2022年08月10日
ISBN 978-4-16-791925-2
Cコード 0195

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