空の声 堂場瞬一

880 (税込)
発売日2022年11月08日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) ソラノコエ
ページ数 400ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2022年11月10日
ISBN 978-4-16-791958-0
Cコード 0193
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空の声 堂場瞬一

880 (税込)
発売日2022年11月08日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) ソラノコエ
ページ数 400ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2022年11月10日
ISBN 978-4-16-791958-0
Cコード 0193

オリンピックに命を懸けた、無頼の人気アナウンサー・和田信賢!

まだテレビ中継がなかった時代――。
オリンピックに命を懸けた、無頼の人気アナウンサー・和田信賢。

玉音放送を担当し、NHK「話の泉」の司会で国民的人気を博したアナウンサー・和田信賢。和田は戦後初めて日本が参加する夏季オリンピックに派遣されることが決まる。念願のオリンピック中継だが、無頼な生き方を貫いた和田は長年の無理がたたって体調を崩していた。
「どうしても、オリンピックを中継したい」
その一心で、男は、大会の舞台ヘルシンキへと向かう。現地から「日本人を鼓舞する」中継を続けるも次第に病は重篤になり、ついに――。

戦争に敗れ自信を失った日本人に、夢と誇りを抱かせてくれたヘルシンキ五輪。
スポーツ小説の名手・堂場瞬一が、選手以上にその生きざまに惹きつけられたという主人公の魅力とは?

担当編集者より

――1952年、戦後初めて日本が参加を認められたヘルシンキ・オリンピック。当代一の人気アナウンサー・和田信賢は、その模様を日本の人々に届けるべく北欧フィンランドに渡るも、極度の体調不良に苦しめられる。果たして和田は無事に放送することができるのか?
2020年のオリンピックイヤーを前に五輪関係の題材を探す著者が行き当たったのが和田さんの存在でした。五輪中継に命を懸けたアナウンサーの情熱と覚悟に感じ入った堂場さんの「これだけの人を書かないわけにはいかない」という思いが詰め込まれた一冊です。

著者

堂場 瞬一

1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。
2000年『8年』で第十三回小説すばる新人賞を受賞。主な著書に「刑事・鳴沢了」シリーズ、「警視庁失踪課・高城賢吾」シリーズ、「刑事の挑戦・一之瀬拓真」シリーズ(以上、中公文庫)、「アナザーフェイス」シリーズ、「ラストライン」シリーズ(以上、文春文庫)、「警視庁追跡捜査係」シリーズ(ハルキ文庫)、「警視庁犯罪被害者支援課」シリーズ(講談社文庫)。そのほか、『赤の呪縛』、『オリンピックを殺す日』(以上、文春文庫)、『ルーマーズ俗』(河出書房新社)、『鷹の飛翔』(講談社)など著書多数。

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