2012.03.15 書評

「塀の中のホリエモン」は元気です……。

文: 杉原 光徳 (メールマガジン編集スタッフ)

『刑務所なう。ホリエモンの獄中日記195日』 (堀江貴文 著)

 2011年6月20日。堀江貴文は収監され、受刑者となりました。あれから9ヶ月。刑務所から発信し続けた日記と、時事ネタ評論などが、『刑務所なう。』として1冊にまとまりました。本人も獄中で爆笑した実録マンガ「ホリエモンの刑務所入門」も収録された、前代未聞の「リアルタイム獄中記」です。

 きっかけは、4月に最高裁で上告棄却となり懲役が確定した日。有料メルマガ会員数日本一を誇る『堀江貴文のブログでは言えない話』の編集スタッフである自分は、堀江と2人っきりで話すタイミングがありました。

「メルマガどうしますか?」
「どうなるかわからないけど、できる限り続けていこうよ」

 しかし、刑務所からの手紙は、便箋の枚数や発信できる回数が決められているので、メルマガのコンテンツが足りるか心配な状態。加えて、堀江はライブドアの前身であるオン・ザ・エッヂを起業してから十数年間、パソコンのキーボードでしか文章を書いていないので、大量の文字を便箋に手書きで書く姿が想像できなかったわけです。

 収監2日後、そんな心配は無用だったと感じました。刑務所からの手紙には、汚いながら文字がびっしり便箋に詰め込まれていたからです。どのくらい汚いかというと、OCRという文字をスキャニングしてデータ化するソフトが、堀江の手紙を中国語と判断するくらいです……。

 堀江は、前書きにこう書いています。「私自身がずっと関わってきたインターネットによる情報発信が普及したおかげで、ボールペンで便箋に書いた原稿がメールマガジンやTwitterのつぶやきにトランスフォームされて世界に拡散することになった」。この言葉通り、収監から9ヶ月、なんとかメルマガをストップさせず発行できています。

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刑務所なう。
堀江貴文・著

定価:1050円(税込) 発売日:2012年03月16日

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