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人間的な豊かさで愛された武満 徹

人間的な豊かさで愛された武満 徹

文・写真:「文藝春秋」写真資料部

 女流琵琶奏者の鶴田錦史氏(右)のリサイタルに備えるのは、作曲家武満 徹。

 昭和二十五年(一九五〇年)「二つのレント」でデビュー。「弦楽のためのレクイエム」で注目を集める。昭和四十二年(一九六七年)、小澤征爾指揮・ニューヨーク・フィルによる尺八と琵琶、オーケストラのための「ノヴェンバー・ステップス」の成功で世界的に名を轟かせた。

 〈映画好きで、探偵小説好き。一時期には年間三百五十本の映画を観たし、自ら探偵小説も書く。

 友人も多彩で、ノーマン・メイラー、ジャスパー・ジョーンズ、大江健三郎、滝口修造、大島 渚、谷川俊太郎など、音楽家以外のつき合いも深い。その誰もが彼を敬愛するのは、その音楽的才能もさることながら、一つは彼の持つ人間的な豊かさによるのだろう〉(「文藝春秋」昭和四十八年=一九七三年九月号)

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