人が人を生み、つくること。それは善なのか、悪なのか――。
話題の大長編『夏物語』で、この世界へ生まれてくることの意味を読む者に深く問いかける川上未映子さん。
哲学者の永井均先生との対話を通じて反出生主義をめぐる議論、存在することの善悪の根源に迫ります。
『夏物語』
パートナーなしの妊娠、出産を目指す夏子のまえに現れた、精子提供で生まれ「父の顔」を知らない逢沢潤。いっぽう彼の恋人である善百合子は、出産は親たちの「身勝手な賭け」だと言い、子どもを願うことの残酷さを夏子に対して問いかける。
この世界は、生まれてくるのに値するのだろうか――
生命の意味をめぐる真摯な問いを、切ない詩情と泣き笑いに満ちた極上の筆致で描く21世紀の世界文学!
開催概要
日時 | 2019年8月3日(土)14:00~ (開場予定13:30) |
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会場 | 丸善・丸の内本店 3F日経セミナールーム(地図) |
定員 |
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参加方法 | 丸善・丸の内本店にて2019年7月11日(木)発売予定の『夏物語』をご購入(発売前はご予約)でイベントに参加ご希望の先着100名様に、各階カウンターにて整理券を配布いたします。 ※整理券がなくなり次第、配布終了といたします。 ※整理券1枚で1名様のみご参加いただけます。 |
お問い合わせ・ご予約 | 丸善・丸の内本店 TEL:03-5288-8881(9:00~21:00) |
川上未映子さんプロフィール
1976年大阪府生まれ。2007年『わたくし率 イン 歯ー、または世界』『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』で早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞、08年『乳と卵』で芥川賞、09年詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で中原中也賞、10年『ヘヴン』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、紫式部文学賞、13年詩集『水瓶』で高見順賞、『愛の夢とか』で谷崎潤一郎賞、16年『マリーの愛の証明』でGRANTA Best of Young Japanese Novelists、『あこがれ』で渡辺淳一文学賞を受賞。他の著書に『すべて真夜中の恋人たち』、『きみは赤ちゃん』、『みみずくは黄昏に飛びたつ』(村上春樹氏との共著)、『ウィステリアと三人の女たち』など。17年には「早稲田文学増刊 女性号」で責任編集を務めた。
永井均さんプロフィール
1951年生まれ。哲学者。日本大学文理学部教授(存在論、倫理学)。慶應義塾退学博士課程修了。著書に『ヴィトゲンシュタイン入門』(ちくま新書)『〈子ども〉のための哲学』(講談社現代新書)『私・今・そして神――開闢の哲学』(講談社現代新書)『なぜ意識は実在しないのか』(岩波書店)『存在と時間』(文藝春秋)他多数。
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