本日、韓国の経済史学者、李栄薫(イ・ヨンフン)氏編著の『反日種族主義 日韓危機の根源』の重版が決定しました。累計発行部数は20万部となります。
『反日種族主義』は、今年7月に韓国で発売されるや賛否両論、大きな話題を呼びました。現在11万部のベストセラーとなっています。
本書がいわゆる嫌韓本とは一線を画すのは、経済史学などの専門家が一次資料にあたり、自らの良心に従って、事実を検証した結果をまとめたものであるという点です。
元ソウル大教授、現・李承晩学堂校長の李栄薫(イ・ヨンフン)氏が中心となり、現状に危機感をもつ学者やジャーナリストが結集。慰安婦問題、徴用工問題、竹島問題などを実証的な歴史研究に基づいて論証、韓国にはびこる「嘘の歴史」を指摘しています。
全国の書店店頭でも売行き好調、さらに著者来日記者会見が今週予定されていることから、このたび10万部の増刷を決定しました。
なお、著者による動画メッセージをYouTubeにて公開中です。
目次
日本語版序文
はじめに
プロローグ 嘘の国
第1部 種族主義の記憶
1 荒唐無稽『アリラン』
2 片手にピストルを、片方に測量器を
3 食糧を収奪したって?
4 日本の植民地支配方式
5 「強制動員」の神話
6 果たして「強制労働」、「奴隷労働」だったのか
7 朝鮮人賃金差別の虚構性
8 陸軍特別志願兵、彼らは誰なのか!
9 もともと請求するものなどなかった――請求権協定の真実
10 厚顔無恥で愚かな韓日会談決死反対
第2部 種族主義の象徴と幻想
11 白頭山神話の内幕
12 独島、反日種族主義の最高象徴
13 鉄杭神話の真実
14 旧総督府庁舎の解体――大韓民国の歴史を消す
15 親日清算という詐欺劇
16 ネバー・エンディング・ストーリー ――「賠償!賠償!賠償!」
17 反日種族主義の神学
第3部 種族主義の牙城、慰安婦
18 我々の中の慰安婦
19 公娼制の成立と文化
20 日本軍慰安婦問題の真実
21 解放後の40余年間、慰安婦問題は存在しなかった
22 韓日関係が破綻するように
エピローグ 反日種族主義の報い
解説 「反日種族主義」が問いかける憂国 久保田るり子(産経新聞編集委員)
著者プロフィール
李栄薫(イ・ヨンフン)
ソウル大において韓国経済史研究で博士号を取得。韓神大、成均館大を経てソウル大経済学部教授に就任。定年退職後は、李承晩学堂の校長として活動している。『朝鮮後期社会経済史』(ハンギル社、1988年刊)、『数量経済史で捉え直す朝鮮後期』(共著、ソウル大学出版部、2004年刊)、『大韓民国の物語』(キパラン、2007年刊、邦訳は文藝春秋)、『韓国経済史』Ⅰ・Ⅱ(一潮閣、2016年刊)などの著書がある。