
「どうしても、直木賞が欲しい」――賞(prize)という栄誉を獰猛に追い求める作家・天羽カインの破壊的な情熱が迸る、村山由佳さんの最新長編『PRIZE-プライズ-』。2025年1月の発売以来、業界内外から圧倒的な反響を集めています。
今年デビュー10周年を迎える作家の額賀澪さんは、雑誌連載中から本作に注目し、帯に「すべての人がこの物語の当事者で、だからこそ中毒者になるに違いない」とコメントを寄せました。さらにご自身の最新作『天才望遠鏡』では、偏屈で横暴だが超売れっ子の作家と堅実な仕事をするも売り上げもまずまずな中堅作家の姿を描いています。
作家の才能とは何か? 出版界で生き残る条件は何か……作家同士の本音トークをオンラインでお届けします!
開催概要・お申し込み
日時 | 2025年7月9日(水)18:30~19:30 |
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場所 | Zoomウェビナーによる生配信&後日アーカイブ配信予定 |
申込先 |
https://zoom.us/webinar/register/WN_2zZpcEZpSByb0hWzYyPVKA ※参加費は無料です。 ※ウェビナーの生配信に参加するために事前登録が必要となります。必ず開催時刻までに事前登録をお済ませください。なお、登録時のお名前などがほかの参加者に表示されることはありません |
主催 | 文藝春秋出版局 |
問合せ | i-bungei2@bunshun.co.jp |
登壇者プロフィール
村山由佳(むらやま・ゆか)

1964年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。93年『天使の卵 エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞、09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞・島清恋愛文学賞・柴田錬三郎賞、21年『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞を受賞。「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズ、『ミルク・アンド・ハニー』『ある愛の寓話』『Row&Row』『二人キリ』など著書多数。
額賀 澪(ぬかが・みお)

1990年茨城県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業後、広告代理店に勤務。2015年『ヒトリコ』で小学館文庫小説賞を、『ウインドノーツ』(単行本改題『屋上のウインドノーツ』)で松本清張賞を受賞。その他の著書に『さよならクリームソーダ』『風に恋う』『拝啓、本が売れません』『転職の魔王様』『タスキメシ 五輪』『青春をクビになって』『夜と跳ぶ』『願わくば海の底で』など多数。
書誌情報
『PRIZE―プライズ―』(文藝春秋刊)
判型:四六判上製カバー装
発売日:2025/1/8
価格:2,200円(税込)
ISBN13:978-4-16-391930-0
『天才望遠鏡』(文藝春秋刊)
判型:四六判並製カバー装
発売日:2025/7/9
価格:1,760円(税込)
ISBN13:978-4-16-391995-9
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