日本文学振興会より、第166回芥川龍之介賞の候補作が発表されました。選考委員会は、きたる2022年1月19日(水)都内で開催されます。
◆選考委員(五十音順) 小川洋子・奥泉光・川上弘美・島田雅彦・平野啓一郎・堀江敏幸・松浦寿輝・山田詠美・吉田修一
◆正賞:時計 副賞:賞金100万円
候補作品(作者名:五十音順)
石田夏穂(いしだ かほ)「我が友、スミス」すばる11月号
1991年生まれ。東京工業大学工学部卒。2021年「我が友、スミス」で第45回すばる文学賞佳作。
〈作品〉「我が友、スミス」2021年すばる11月号、単行本は22年集英社刊(予定)。
九段理江(くだん りえ)「Schoolgirl」文學界12月号
1990年生まれ。2021年、「悪い音楽」で第126回文學界新人賞を受賞。
〈作品〉「悪い音楽」2021年文學界5月号。「Schoolgirl」21年文學界12月号。
島口大樹(しまぐち だいき)「オン・ザ・プラネット」群像12月号
1998年生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。2021年、「鳥がぼくらは祈り、」で第64回群像新人文学賞を受賞しデビュー。同作が第43回野間文芸新人賞候補となる。
〈作品〉「鳥がぼくらは祈り、」2021年群像6月号=第64回群像新人文学賞受賞、単行本は同年講談社刊=第43回野間文芸新人賞候補。「オン・ザ・プラネット」21年群像12月号。
砂川文次(すなかわ ぶんじ)「ブラックボックス」群像8月号
1990年生まれ。公務員。2016年「市街戦」で第121回文學界新人賞を受賞。
〈作品〉「市街戦」2016年文學界5月号。「熊狩り」16年文學界11月号。「バベルの褒賞」17年文學界11月号。「戦場のレビヤタン」18年文學界12月号=第160回芥川賞候補、単行本は19年文藝春秋刊(「市街戦」併録)。「臆病な都市」20年群像4月号、単行本は20年講談社刊。「小隊」20年文學界9月号=第164回芥川賞候補、単行本は21年文藝春秋刊。「ブラックボックス」21年群像8月号、単行本は21年講談社刊(予定)。
乗代雄介(のりしろ ゆうすけ)「皆のあらばしり」新潮10月号
1986年生まれ。法政大学社会学部メディア社会学科卒。2015年、「十七八より」で第58回群像新人文学賞を受賞しデビュー。18年、『本物の読書家』で第40回野間文芸新人賞、21年『旅する練習』で第34回三島由紀夫賞を受賞。
〈作品〉「十七八より」2015年群像6月号、単行本は15年講談社刊。「本物の読書家」16年群像9月号、単行本は17年講談社刊=第40回野間文芸新人賞受賞。「未熟な同感者」17年群像7月号(『本物の読書家』に併録)。「生き方の問題」18年群像6月号、「最高の任務」19年群像12月号=第162回芥川賞候補、単行本は20年講談社刊(「生き方の問題」併録)。『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』 20年国書刊行会刊。「旅する練習」 20年群像12月号=第164回芥川賞候補、単行本は21年講談社刊=第34回三島由紀夫賞受賞。「皆のあらばしり」21年新潮10月号、単行本は21年新潮社刊(予定)。『掠れうる星たちの実験』21年国書刊行会刊(予定)。
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【速報】第166回直木三十五賞候補作が発表されました。
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Schoolgirl
2021.11.23ためし読み
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