- 2023.07.06
- 特集
大ヒット中、スティーヴン・キング『異能機関』書店感想まとめ! 「恐ろしくてページを閉じたいのに、続きが気になりすぎて閉じることができない……!」
『異能機関』(スティーヴン・キング)
ジャンル :
#エンタメ・ミステリ
6月の発売以来、「ページをめくる手が止まらない」と大好評の、恐怖の帝王の新刊『異能機関』。刊行前にゲラでお読みいただいた書店員の方々からいただいた熱い感想の数々をご紹介します。
紀伊國屋書店 福岡本店
宗岡敦子さん
上・下巻、二段組の圧巻のボリュームに一瞬圧倒されてしまいましたが、読み始めて、その不安は完全に払拭されました。
もうページを開いた瞬間から止まらず、夢中で読み続けました。途中中断できない圧倒的な面白さ! 外界の音が遮断されたように、ゾーンに入るとはまさにこのこと。加速するスピーディな展開に、まるで乗っていたジェットコースターから振り落とされそうな衝撃度100%! 顔面蒼白になりながら読みました。
恐怖が背後から追いかけてくるような危機感が止まりません。まさに物語自体が生きていて、震撼しているようです。恐ろしくてページを閉じたいのに、続きが気になりすぎて閉じることができない……! 強力な見えない力に操られているようでした。
やはり、スティーヴン・キング氏は天才です! 神聖な狂気に包まれるように、すっかり『異能機関』中毒になりました。読後もしばらく放心状態で、深い呼吸が必要です。身心共に強大なパワーに包まれるスーパーヒューマンミステリ!! 最高でした!! 声を失うすごい作品を拝読させていただき、誠にありがとうございます。
ブックスタジオ 大阪店
渋谷宙希さん
とにかく、圧倒的な面白さでした!!
「続きが気になってページをめくる手が止まらない」なんて感想を見るたびに、いやいや、そんなことはないやろー。と思っていましたが、そんなことありました。本当にページをめくる手が止まらないんです!
上巻では絶望と恐怖を味わい、下巻では興奮と感動を味わいました!
終始ハラハラドキドキしながら、天才少年ルークと仲間たちの幸福を祈っていました。間違いなく2023年に発表される小説の中で最も面白い小説でしょう。
やっぱりキングはキングでした。本当に凄かったです。HBOでドラマ化してほしいです……。
ジュンク堂書店 滋賀草津店
山中真理さん
ギフテッドは罪なのか夢なのか。理不尽に対して怒りが爆発し、自分の身体が実験され、痛めつけられているようで、その行方が気が気でなく、ページをめくる手が止まらなかった。こんなに、置かれている状況の好転を祈り続けたことはなかった。
逃げとおせますように、そして悪事が白日のもとにさらされますように。
怖くて悲しくて、ハラハラドキドキの連続、そこにいるかのように映像がずっとまわっていた。もうのめりこんで我を忘れてしまった。
そしてこんな結末が待っていたとは! 勇気あるみんなの結末に涙する。
未来への光が私には見えた。キングマジックに翻弄され、そのすごみ、面白さに驚きと感動でいっぱいだ。
ブックファースト エビスタ西宮店
堀脇真弓さん
面白かったです!! ゲラ稿があまりに厚みがあり、ひきましたが、読み始めると、あまりの面白さに…気が付くと深夜2時。
まんまとハマりました。実際にこんなことが世界のどこかでありそうとさえ思えます。
主人公、12歳の天才少年ルークの聡明さ。カリーシャの優しさ。エイヴァリーの純粋さと恐さ。みんなみんなこの本の魅力です。
どんな表紙になるのかも楽しみです。そして、是非、是非映画化して欲しいです!
紀伊國屋書店 梅田本店
金城咲さん
最初から最後まで映画をみているような緊張感でした。まだ映像化されていないのに夢に出てくるほどでした。
好きな、印象的なフレーズは「大きな扉を動かすのは小さな蝶番」(これはスティーヴン・キングのオリジナルの言葉でしょうか? ことわざ? めちゃめちゃお洒落なフレーズですよね……)。
いつの時代も大きな壁を壊すのは小さな勇気の積み重ねなのだと思いました。
作家デビュー50周年記念のスタートにふさわしい一作だと思います!!
ジュンク堂書店 秋田店
進藤菜美子さん
スティーヴン・キングの小説には羨望と畏怖のアメリカが詰まっている。
自由なアメリカ、成果主義のアメリカ。そして陰謀のアメリカ……。
それらがぎゅっと濃縮されて、これぞアメリカ! な世界観が展開されていた。日本だったら厨二的な設定だけど、舞台がアメリカになるととたんにリアルに感じられる不思議。
自分が信じる価値や思想に突き進むあまり、物事の本質を見誤ってしまう。現代社会においてとてもよく見られる現象であり、一歩離れた場所から見るととても滑稽で悲惨。そして信念がある分残酷。
どうか施設の子どもたちの未来が穏やかで明るいものでありますように! そう思わずにはいられない。
闇があるから光があって、闇から出てきた人こそ本当の光のありがたさがわかる、みたいなことをどこかで聞いた気がする。闇にふれる必要があったとは思えないが、その言葉がなんだか救いのように感じる。
旭屋書店 新越谷店
猪股宏美さん
早く子どもたちを助け出してくれ! 読書中、何度そう思ったことか。
手に汗握るどころではない。手が震える。足が震える。いや、もう心ごと全身が震えた。
ラストは彼らに残された痛みと愛に胸が熱くなった。
丸善 津田沼店
安井理絵さん
はじめは恐怖と謎で引き込まれ、途中で冒険物のようにハラハラドキドキし、そして最後は子供達の勇気と知恵と悲しい運命に切なくなりました。
梅田 蔦屋書店
河出真美さん
このオーソドックスなテーマを、こんなにかっこよく、こんなに個性的な登場人物たちをちりばめて、こんなに面白く書ける作家といえば?
そりゃもうキングなのである。
書店員の皆さま、本当にありがとうございます。
2024年に作家生活50周年を迎えるスティーヴン・キング。これからも、50周年企画をいろいろと予定しています。最新情報は特設サイトをご覧ください!
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