- 2023.06.26
- インタビュー・対談
【『本の話ポッドキャスト』テキスト版を特別公開】担当編集者どうしが語る、スティーヴン・キング『異能機関』ウラ話
文藝春秋翻訳出版部
『異能機関』(スティーヴン・キング)
ジャンル :
#エンタメ・ミステリ
高橋 文藝春秋翻訳出版部がお送りする「翻訳の部屋」、第15回です。今回はスティーヴン・キングの新作長編『異能機関』について、長年担当をしてきました部長の永嶋に、今回担当しました私がいろいろと教えを乞うていきたいと思います。
永嶋 よろしくお願いします。さて収録している今日(6月14日)、たまたまですが、コーマック・マッカーシーというアメリカの作家が亡くなったという訃報が流れまして。
高橋 そうなんですよね。キングさんもさっそく、追悼ツイートをしていました。
永嶋 してらっしゃいましたね。マッカーシーも少しホラーっぽいというか。『すべての美しい馬』はそうでもないですが、その前後では、映画『ノーカントリー』の原作になった、最近新版では『ノー・カントリー・フォー・オールド・メン』に改題されている……。
高橋 『血と暴力の国』。
永嶋 あれは本当に暴力的な小説だし、『ブラッド・メリディアン あるいは西部の夕陽の赤』、ハヤカワepi文庫に入っていると思いますけど、あれももうほぼホラーと言っていいくらい、壮大にアメリカの歴史の暴力性みたいなものを、善悪関係なしに容赦なく書くような感じの作品で。キングともあながちまったく別の業界でもない、というか。
高橋 そうですよね。『ザ・ロード』も、ディストピア的世界で親子が旅するというもので。
永嶋 あれもけっこう無慈悲な話でね。キングが好きな方は『ザ・ロード』から入ればいいのかな。そこから『ブラッド・メリディアン』にいくか、あるいは『ノー・カントリー~』にいくか。
高橋 だんだん暴力的になっていく。
永嶋 そうそう。
やっとキングの話です
高橋 そうそう……って、いや、これキングの話ですから(笑)。あ、でも、この『異能機関』の主人公、天才少年ルークくんですが、彼の天才ぶりを家族が思う場面で、コーマック・マッカーシーを全部読破した、というエピソードがあります。
永嶋 あったあった!
高橋 その次には「アルコホーリクス・アノニマス」という、アルコール依存症の人がステップを踏んで克服するための本を全部読んだ、と。いかに取っ散らかったものもあっという間に吸収してしまうか、というところでそれが例として出されるんですけども。まあ、相当わけわからないですね(笑)。
永嶋 (笑)。という、ともかくこの本の主人公は天才少年であると。
高橋 いかん、あらすじを紹介する前にいきなり激しく脱線してしまいました。
永嶋 まだ大丈夫でしょ(笑)。主人公はマッカーシーを読んじゃうくらいの天才少年だと。
高橋 それも12歳にして。という天才少年が、謎の機関〈研究所〉にいきなり誘拐されてしまう。その理由は何かというと、実はルークにはちょっとした超能力がある。ちょっと感情が高ぶったりすると、触れることなく物をちょこちょこっと動かしてしまうんです。
永嶋 でも、ちょっとなんだよね。
高橋 ピザのアルミ皿、それもピザが載っていたら無理というくらいの。
永嶋 ピザの皿というのがキングらしい上手さ。あー、わかるな、という。
高橋 すごくイメージしやすい。
永嶋 日常の軽いものとしてね。
高橋 その彼が、麻酔薬みたいなものを打たれて誘拐されて、朝起きると、自分の部屋に見えるんだけれども、自分の部屋とちょっとずつ細部が違っている場所だった! という感じで始まる……わけじゃなくて(笑)。
知らないおじさんの話から始まりますが
永嶋 そうなんですよ。僕も最初にこの小説について、キングのエージェントと打ち合わせをするわけなんですが、「The Instituteというのが出る、それはこうこうこういう話だ」と、今みたいな説明を聞いたの。で、おっ、『ファイアスターター』みたいだな、凄いぞ、と期待をしていたんですよ。その期待は裏切られていないんだけど、実際原稿が届いて読みはじめると、なんだか知らないフロリダのおじさんの話で(笑)。あれ、天才超能力少年の話じゃなかったっけ、という。おじさんの話がまず、始まる。
高橋 フロリダで警察官をやっていたけれど、とある事情で辞めざるを得なくなったティムという、40代、バツイチ、子供なしという流れ者のおじさんが偶然、サウスカロライナ州のデュプレイという田舎町に流れ着いちゃって。そこでだんだんと地元の人たちとも触れ合うようになって、夜まわり番という、警察官ではないんだけれど、夜中に町をパトロールして回る仕事に。
永嶋 日本だと「火の用心」とやる人、あれの警察版というかね。
高橋 その役職に就いて……というのが、まるまる1章ちくちくと語られていく。それはそれですごくいいんですけれど。
永嶋 そのパートが終わると、それっきり、あれあの人どうなっちゃったのかな……となるんだけれど、後半のいいところでね。
高橋 こういうのをどこまでネタバレしていいのか、いつも迷いますが、このティムというおじさんの話が1章まるまるあって、そこまで主人公はまったく出てこないんですね。で、それが終わると急にミネソタ州ミネアポリスに住んでいるルークの話が始まる。で、かなりあっという間に誘拐されちゃうんですよね。
永嶋 昔のキングだったら、もう1~2章、彼の学校生活とかを書きそうなものなんですけど、わりとパシっと本題に入っていく。
高橋 そこから〈研究所〉という謎の機関に閉じこめられて。さっき言ったような、自分の部屋のようで自分の部屋でないところで目覚めて、ドアを開けて外に出てみると、まったく見知らぬ大きな建物だったと。そこには他にも、超能力を持った少年少女たちが集められていて、いろいろ暴力的な検査をされたり、耳たぶにGPSを植えつけられちゃったりする。
永嶋 読まれる方は、耳たぶのGPSは覚えておいたほうがいいですね。
高橋 そうですそうです。で、すぐビンタする技師に検査されたり、気持ち悪くなる注射を毎日打たれたりする。しかし、この〈研究所〉の目的たるやいったいなんなのか、というのはなかなかわからなくて。とにかく閉じこめられているチリチリとした日々が描かれて、すごい閉塞感でさすがキングだなと思いました。
祝50周年……そこは気づこうよ
永嶋 そこから話が展開して中盤以降どんどん動いていくわけですけれど、この〈研究所〉の目的というか、この子たちの用途というか、それが意外と新しいなと思って。こういうのはなかったかなと。スパイにするとかそういうのはありましたけど、こういう形でこういう人たちを使うというのはありそうでなかったかも。
高橋 超能力ものでいうと『ファイアスターター』が一番近いんじゃないか、とありましたし、『ダーク・ハーフ』……じゃないな、ごめんなさい、『デッド・ゾーン』だ。そのあたりがちょっとずつ似ているというのはありましたけど、確かにこういう用途というのはありそうでなかったですね。
永嶋 『ファイアスターター』に出てくる秘密組織の「The Shop」、「店」ね、あれはどっちか言うと尻ぬぐいみたいだし。あれでは超能力自体がむしろ副産物だからね。別の国家的陰謀の結果として、意図せずにできたものだから、あんまり利用するしないは考えられていなかった。読み直さなきゃな、と思いながら読み直してないんだけど(笑)。
高橋 なるほど。
永嶋 そのへん、今回の〈研究所〉は、皆さんご存知の方はご存知だと思いますが、キングにインスパイアされたテレビドラマの『ストレンジャー・シングス 未知の世界』、ネットフリックスでしたか、あれをキングがもういっぺん逆輸入したような感じがあると。そんな気がして大変面白い。ところで、キングは来年50周年なんですよね。
高橋 そうですね、1974年に『キャリー』が商業出版されて。日本で翻訳されたのが翌年なので、まあアメリカデビューということですけども、2024年が作家生活50周年であると。……ということを、我々は誰も気がつかなかったんですけど(笑)。
永嶋 弊社の営業部員が、「50周年じゃないですか?」と発見してくれたという(笑)。これ、キング側も全然気づいてなかった。僕、先日のロンドンブックフェアでキングの代理人に会ったんですけど、「キングさん50周年ですよ」と言ったら、「あ、そうなんだ!?」って言ってた(笑)。
高橋 えええ!?
永嶋 そりゃ、キング本人は覚えてるかもしれないけど、日頃キングを仕事にしている人たちは、うっかり気づいていなかったと。
高橋 (笑)。
キングでしかなさすぎる次作『Billy Summers』
永嶋 で、つまるところ何が言いたいかというと、来年はアニバーサリーイヤーなので、今年からいろいろと改めてキングを推していこう、伝えていこうという企画をやっていくと。これから2024年にかけて、長編が3つ用意されているんですね。1冊目が今回の『異能機関』で、次が『Billy Summers』。これもイカれた話ですよね。
高橋 ですよね。
永嶋 これも最初の説明だと、ビリー・サマーズという殺し屋が出てきて、その最後の仕事の話だよと。まあまあよくある、「殺し屋最後の仕事」ものの話かと。
高橋 ハードボイルドっぽいというか。
永嶋 キングはもともとノワールとか犯罪ものも好きな人なので、そういうものを書いたのかなと思ったら、ちょっと違った(笑)。
高橋 聞けば聞くほど、だいぶ違うものですよね。
永嶋 主人公のビリー・サマーズは人を殺すために小さな町に潜伏するんだけど、いい年をした大人がプラプラただ待っているのもヘンだよなと。どうしたら昼日中からフラフラしていても疑われないだろうか、と思ったところで、はっ、小説家といえばいいんだと。その段階でもうおかしいんですけどね。
高橋 だいたい我々みたいな仕事ならともかく、普通に暮らしていて小説家なんか会わないから、フラフラしているかどうかなんてわかりゃしない(笑)。
永嶋 他にもいろいろあるだろ、と思うんだけど、ともかくビリーさんは小説家だということにして、本当に小説を書くんですよね。
高橋 小説家を装うために、タイプライターに向かうと。
永嶋 しかも、依頼主のほうもビリー・サマーズを監視しているんじゃないかという疑いがある。そこでビリーさんは本当はけっこうインテリだし、小説なんかも読んでいる人なんだけど、わざわざ小説をたどたどしく書く。たぶん、そういう作中作が入ってくるんですよね。
高橋 そういう感じみたいですよね。そういうこんがらがった様をキングが書いているのを思い浮かべると、もう楽しそうです。
永嶋 最高ですよ。キングの好きなものが全部入っているんじゃないかという気がしていて。『ミザリー』っぽいし。ノワールの巨匠のジム・トンプスンという人がいるんですけど、彼の小説でやっぱり、殺し屋が小さな大学町に潜んで機会を待つという話があって、それも意識しているんじゃないのかなと思うし。『Billy Summers』は面白そうなんですよ。
全米100万部! の第3弾
高橋 さらに、第3弾として控えているのが『Fairy Tale』。
永嶋 ジャンル名そのものじゃないですか。
高橋 おとぎ話、ですか。
永嶋 ファンタジーです! という。まさにファンタジーなんだけど。これはまだ中味まで細かく見ていないんだけど、主人公は高校生でしたっけ。それこそ『ナルニア国物語』のクローゼットじゃないけど異世界に入っていって。ガチの異世界ファンタジーなんですよね。で、犬が出てくる(笑)。まあキングがファンタジー好きなのは有名ですけど。『ダークタワー』もファンタジーだし。ただ、タイトルからして真っ向勝負というのは。
高橋 すごいですよね。
永嶋 コロナ禍中に、どんなものを書けば俺は一番ハッピーなんだろう、と考えて思いついたのがこれだったということなんで、おそらく楽しんで書いたというところもあるでしょうしね。キングという作家は、節目節目で代表作のような大きな作品を書くじゃないですか。『アンダー・ザ・ドーム』だったり、『11/22/63』があったり、その前だと『グリーンマイル』があったりだとか。定期的に、彼にとって節目になる作品を出してきていて、『Fairy Tale』は題名からして、本人も自覚的にやっている感じがしていて。
高橋 気迫のこもった感じがする。
永嶋 そうなんですよ。
高橋 これはもうアメリカではだいぶん売れているとか。
永嶋 100万部行ったって。
高橋 すごいですよね。100万部ですよ、皆さんちょっと。日本も負けていられないようにしてほしいなと思っていますけど。
無料! 電子書籍あります
永嶋 そうするとキングも我々も喜びます。ということで、この6月の『異能機関』の発売から、『Fairy Tale』の発売まで、またいろいろと順次情報が出てくると思うんですが。とりあえず今は、もろもろの企画とか情報を出すための特設サイトがあって。
高橋 というのを立ち上げました。
永嶋 それは帯とかに載ってるんですよね。
高橋 はい、帯と、帯とかは取ってしまう方のために、本の最終ページにも特設サイトと、これを機に出しましたオリジナル短編も読める無料の電子書籍というもののQRコードが入っておりますので。
永嶋 これなぜ無料かというと、「ローリー」という短編小説が入っているんですけど、キングさんの側から、これはプロモーションのために使うためのものであって、お金を取ってはまかりならんと。実際原文も、キング本人の公式サイトで公開されているんですけど。
高橋 商業ベースにはなっていないと。
永嶋 配ったりしてもよかったんですけど、なにぶんキングさんなので、紙にすると何ページくらいあるんだっけ。
高橋 文庫版で一番ぎゅうぎゅうに組んで48ページくらいですかね(笑)。
永嶋 日本だったら中編ですよね(笑)。それに加えて、長年キングの翻訳をやってらっしゃる白石朗さんに私がお話を聞くというものが入っているのと、大事なのが、キングのマトリックス。
高橋 はい。代表作を白石さんと永嶋さんで選び出して、4つの象限に。縦軸が「リアル」と「怪奇と幻想」、横軸が「エモい」と「怖い」で。リアルで怖いやつとか、幻想的でエモいやつという感じにジャンル分けして、代表的な作品を簡単に解説してあるという。私も含めて、入門者にとっては大変お得な読書ガイドになっているんじゃないかなと思います。
永嶋 それが無料ですからね。
高橋 はい。そこに、文藝春秋から出ている、電子書籍で読めるキングのリストというのもついておりまして、全部で207ページだかあるんです。
永嶋 文庫とかで出したらお金取れるんじゃないかと思うんですけど(笑)。取っちゃいけない、とキング先生がおっしゃるんでね。というのが、現在の50周年記念企画第1弾ですね。
ネタバレできずに煩悶する
高橋 「ローリー」もすごくいいですよね。これがまた犬が出てくるよ、と。
永嶋 奥さんを亡くしてしまったおじさん、もうおじいさんに足を踏み入れかけている人に、昔から母親代わりのお姉さんがいて、毎晩電話をかけてくるような。そのお姉ちゃんが、犬くらい飼いなさいよ、と言って子犬を連れてくるというところから始まる。最初は持って帰ってくれよ、とか言うんですけど。
高橋 それがだんだん可愛くなっていって、という。すごくいい話。
永嶋 ……だと思っていたんですけどね。ギリギリのとこまで。
高橋 ギリギリのところで、なんでそうなるの!? という。
永嶋 最初読んでいたときは、キングがいい感じの人情ものを書いていて、途中で思いついちゃったのかなと思ったんですけど、ひょっとしてこっちが先にあったんじゃないかと思い始めていて。
高橋 ああ、逆に。
永嶋 そう、あるものが登場するわけなんですけど、もしかしてそっちが先なのかなと。
高橋 なるほど。
永嶋 そこにたどり着くというか、そこを経由するというか、「それ」が先にあったのではという疑惑を持ち始めています(笑)。
高橋 これ、見ていただくと、まあ仄めかしの域を超えて「それ」があしらってございますので。しかもこれもクレジットが奥のほうにあるので皆さんなかなかお気づきにならないかもしれませんけど、なんと藤田新策さんがわざわざそのために「それ」の絵をくださったという。無料のもののために(笑)。「それ」「それ」って、気になりすぎるだろこれ! しかもそのあとの『異能機関』試し読みのなかにも「それ」が出てくるんですけど。きっと、キングが近年別荘で住んでいるフロリダのあたりで、「それ」が非常に親しまれているんでしょうね。……まあ、なんだかわからないものの話を延々続けるのもなんなんですが。
永嶋 何なのか言いたいんだけど、読んでくださいとしか。まあだって、タダだし(笑)。煽っても怒られないでしょ。
高橋 そうですね。タダだし。ということで、ぜひ皆さん読んでみてください。あんまり『異能機関』の話をしなかった気もしますけど、それも無料電子書籍で白石さんと永嶋さんがたっぷり話していますので。
永嶋 そうなんだよね。なにぶん白石さんとの対談がもうあるので、この話があんまりかぶっちゃってもなと、何を話すのか手探り状態だったんですけど。
高橋 あんまり同じ話してもなと。ひと言だけ対談で出てきたキーワードを言わせていただくと、キング史上でも最大級と思われるすごいクライマックスが待ち受けていますので。
永嶋 キング全部読んでますけどあんなの見たことない。『ザ・スタンド』でもあんなにでかいことは起きなかったんじゃないかな。しいて言えば『ランゴリアーズ』には負けるか? でもあれはヘンな話なんで。ちゃんとした話でここまでのことはないような気がする。
高橋 ぜひお読みいただいて。
永嶋 これ、キングを読んだことなかった弊社の若い営業の人も面白かったと。
高橋 そうですね。キング、長いとか、描写がくどいとか暑苦しいとかというところもあるかもしれませんけど、今作に関して言うとそこがかなりエンターテイメントに振り切れた方向かなと思います。白石さんもおっしゃっていましたけど、連続ドラマみたいなスピード感のある展開が特に下巻ではどんどん加速していきますんで、お楽しみいただけるんじゃないかなと思っています。
永嶋 白石さんに言わせるとね、『アンダー・ザ・ドーム』以降くらいから、キングは新たなフェーズに入っていると。確かにそうだと思うんですけど、今までキングをお読みになっていた人は当然として、昔好きだった人も『ファイアスターター』みたいな感じなので楽しんでいただけると思うし、キングの名前は聞いたことあるけど読んだことないなという人にもちょうどいいかな、と思います。
高橋 ぜひ!
こちらの「担当編集者どうしが語る、スティーヴン・キング『異能機関』ウラ話」のほか、文藝春秋翻訳出版部がお送りする「翻訳の部屋」は『本の話ポッドキャスト』でお聴きいただけます。
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