作品
災いが凄まじい速さで広がり、事態の収束もままならない。民に危機が迫るなか、孤独を抱えながら生きてきた〈香君〉が選んだ道とは。
虫害により国の威信が揺らぐ事態に陥ったウマール帝国。その危機を打開する方法に、アイシャは不安を覚え――。胸に迫る第3幕!
植物や昆虫の声を香りで聞く一人の少女は、オアレ稲で繁栄を極めるウマール帝国で、香りで万象を知る〈香君〉という活神と出会った。
オアレ稲の謎に迫ることはウマール帝国への謀叛行為だった。そんな中、虫害が発生しアイシャは民を飢えの危機から救うべく動き出す。
一見豊かに見える帝国はオアレ稲という優れた品種の生産に依存していた。やがて綻びが生じて危機が訪れた時、アイシャは立ち上がる。
香君という女性が人々を飢餓から救った伝説の残るウマール帝国。藩国王の娘アイシャは抜群の嗅覚で植物の世界を読み取る力があった。
母の肺癌判明を機に出会った世界的物語作家と聖路加の医師が文学から医学の未来まで語り合う。未曾有のコロナ禍を受けて新章増補版。
生と死をめぐる人の身体と心の不可思議な関係を、作家と医者が様々な角度から掘り下げる。知的好奇心を刺激するかつてない傑作。
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