作品紹介

「飢えの雲、天を覆い、地は枯れ果て、人の口に入るものなし」――かつて皇祖が口にしたというその言葉が現実のものとなり、次々と災いの連鎖が起きていくなかで、アイシャは、仲間たちとともに、必死に飢餓を回避しようとするのだが……。
 オアレ稲の呼び声、それに応えて飛来するもの。異郷から風が吹くとき、アイシャたちの運命は大きく動きはじめる。

圧倒的な世界観と文章で我々に迫る物語は完結へ。

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担当編集者より
2021年の初秋、その原稿は突然届きました。自分が初めて著者にお目にかかったのは、ある文学賞の贈呈式にて8年ほど前のことですが、前任の編集者たちが原稿を初めて依頼してからは20年(!)もの年月が経っていました。今の部署に来た巡り合わせで上橋さんの本を作ることが出来る自分は何と幸運なことでしょう。上下巻となる大作は一読して惹き込まれ、今の時代だからこそ読まれるべき作品だと強く感じました。
そこからが怒濤の日々でした。ファンタジー小説とはいえ細かなファクトにこだわられる上橋さん。地理や植物、香りといった今回の物語のベースとなる分野の専門家の方々に次々と教えを請いつつ、物語にはさらに命が吹き込まれて行きましたが、その分、締め切りの時間は押していくばかり……。
ですが、最終的に完成した物語の力は言わずもがなです。多くの読者に読んでいただきたいと思います。
目次
第四章 オゴダの秘密(承前)
 七、海風の中のオアレ稲
 八、オロキの報告
 九、ギラム島の事情
 十、ポコの香り
 十一、発覚
 十二、疑念
 十三、クリナ
 十四、稲の呼び声
 十五、マシュウと藩王母
 十六、マシュウの提案

第五章 飢えの雲   
 一、鳩便
 二、祈りの岸辺
 三、襲来
 四、飢えの雲
 五、拡大
 六、オアレの刻印
 七、アリキ師
 八、一筋の光
 九、飛行限界
 十、変化

第六章 香君
 一、御前会議
 二、発言
 三、未来の想定
 四、イールの密命
 五、オリエの思い
 六、幻想
 七、毒
 八、香君令
 九、香君の力
 十、ふたりの香君
 十一、アイシャ=ケルアーン
 十二、パリシャはもういない
 十三、一本の木

終章 香君の道

あとがき
商品情報
書名(カナ) コウクン ゲ ハルカナミチ
ページ数 464ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2022年03月25日
ISBN 978-4-16-391516-6
Cコード 0093

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