作品
元自衛官の芥川賞作家が、『小隊』に続き描く迫真の軍事小説。主人公は、ロシア軍の侵攻で生じた無法地帯から逃げ延びられるのか⁉
母に教えてもらった「バーの味」、夫婦で行った憧れの上高地。全国3か所の帝国ホテルを舞台に織りなす、めくるめく部屋の物語です。
「俺を転売して下さい」喉の不調に悩む以内右手はカリスマ“転売ヤー”に魂を売った⁉ ミュージシャンの心裏を赤裸々に描き出す。
海辺の老人ホームで清掃員として働くわたしは、ウガンダ出身のマリアさんと親しくなる。女性達の緩やかなつながりを描く静かな物語。
彼岸花が咲き乱れる砂浜に流れ着いた少女は、記憶を失っていた。二つの言語が話されるその島で、彼女は深い歴史に導かれていく――。
民の命を守るため「医療の軍隊」を夢見た北里と鷗外は、なぜ道を違えて対立したか。医師でもある海堂尊が描くライバル物語!
日本初の全文訳・訳註付『赤毛のアン』シリーズ全8巻の合本版。 この1冊で、アンの長編小説のすべてを、お楽しみ頂けます。
3年前、大統領就任式で世界を驚かせた若き桂冠詩人。パンデミックと分断の日々を尖りまくった表現で描き出す、驚愕の作品集が登場。
土曜の夜、ふらりと店に現れては謎多き冒険譚を聞かせてくれた山伏地蔵坊――彼そっくりな男が今夜、青野の前に現れた。20年の時を経て語られる事件の真相、そして彼の素性とは……
第56回谷崎潤一郎賞受賞の前作から4年。パンダ来日、俳優同士の大恋愛、石油危機……特異な語りで再び「あの時代」を描き出す。
役所広司さん推薦! ニューヨークの演劇学校を舞台に、『クライマーズ・ハイ』『日本のいちばん長い日』の巨匠監督が描く青春物語。
巨匠が歴史長篇と並行して「原稿用紙15枚」で書き継いできた掌篇たち。中年画家の苦悶と愉悦が行間から匂い立つ濃密な18篇。
アイヌの出自を持ち、独自のスタイルで地位を確立したアーティスト・ミワ。彼女との出会いが人に与えるものは。切ない連作短編集。
戦争の時代に文学をどう読むか? ゴーゴリ、チェーホフ、トルストイまで。注目のロシア文学研究者による「愛のロシア文学教室」。
戦争末期、女学生たちが東京宝塚劇場に集められた。今日から風船爆弾を製造するのだ。膨大な資料や取材を基に描く意欲的長篇小説。
かつてない熊楠像で綴る、エモーショナルな歴史小説。
娘の婚約をきっかけに一家は荒波に揺さぶられ始める。父母そして娘。三人の心は離れたり近づいたり……つむがれていく家族の物語。
人気芸人でありつつ旺盛な執筆を続ける著者が、著作4冊目にして初の中編小説集を発表。無二の言語センスと観察眼が炸裂の大注目作。
不登校を乗り越え、通信制高校に通う沙羅。そこで再会した幼なじみの万葉は、本が大好きな青年だった。本が結ぶ瑞々しい青春小説。
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