作品
人気シリーズついに完結! 些細な出来事で人生の落伍者となってしまった男たちの虚しい犯罪。新米同心・凜之助が事件の真相に迫る。
清兵衛が馴染みの茶屋で会った番士の永沢は、勤めを休んでいるという。婿養子になり出世したが、叱責を受けてばかりだと話して……。
「新しいものを作って驚かせたい」。歌麿・写楽を世に出した江戸の敏腕プロデューサー蔦屋重三郎の型破りな半生を描く傑作歴史長篇。
御厩河岸で浪人の死体が見つかる。捜査を進める久蔵に、息子の大助が下手人が絵草紙で暴かれていると言う。大人気シリーズ第二十弾。
満場一致で第12回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞! どんでん返しに次ぐどんでん返し。「五霊鬼の呪い」の裏にある哀しい真実とは。
岡っ引きの佐吉は、髪を切られ殺された女の身元を明かそうと奔走するが……時代物ならではのトリックを仕掛ける連作ミステリ短編集。
芸に生きる者たちの境地を克明に描き切った、近松小説の決定版にして芸道小説の最高峰! 没後300年記念作品。
貧乏長屋を中心に起こる怪事の数々。店子で本草学者の久瀬棠庵は、「虫のせいですね」と呟く。「巷説百物語」とも繋がる謎解き奇譚。
江戸の実情に驚きつつも着実に名をあげる嘉一郎のもとに依頼が続く。助八郎は毛利家家宝の刀をどうする? 予測不可の新シリーズ。
懐の大金を失くし意気消沈する同心の目の前で、次々と奇怪な殺しが起きる。時刻はいつも夕暮れどき。魔物の正体は? 大金の行方は?
近松半二「妹背山婦女庭訓」が生んだ熱。人形浄瑠璃に魅せられた人々の喜怒哀楽と、人間模様を鮮やかにいきいきと描く群像時代小説。
仇討ちの途中で行き倒れた若者や両親のもとを離れ、幕府を揺るがす陰謀に巻き込まれた青年を、お竜は救い出すことができるのか!?
作り話は一切無用。本当にあった怖い話だけを持ち寄る「話の会」。ご隠居・清兵衛は、いつしか不思議な魅力に取り憑かれていって。
家斉の愛妾お美代の方と背後の黒幕、石翁。腐敗する大奥の一掃を目論む寺社奉行淡路守。両者の罠のかけ合いを推理手法で描く大作。
大奥女中と法華宗僧侶の乱れた性の証拠を掴むべく、密偵として大奥に忍び込んだ齢十九の登美に魔の手が迫る。その衝撃的な結末は。
脱藩した嘉一郎と、家宝の刀を持ち出した毛利家の三男坊・助八郎の波瀾の旅の行方は? 待望の短期集中新シリーズ開始! 全三巻。
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