作品
命において死は生きるのと並行して在りつづける――世界がこの言葉を発している。忘れがたい猫たちや風景や書物をめぐる9つの短篇。
ウーパールーパー、カエル、蛾、蝶……風変わりな生き物を飼う人々から、底知れぬ世界が広がる。全米図書賞受賞作家の最新小説集。
五年間は何もしない。けれど絶望は追ってくる。一年つきあった彼女と共に睡眠薬を手にしたその果ては?不可解で深い心に触れる5編。
三人の少女を巻き込んだ不可解な事件。その罪は誰のものなのか?三十年の時を経て明らかになる真実が胸に刺さる! 衝撃のミステリ。
廃業する店を訪ねて、ひとり娘と東奔西走。そこで出会った三人のワケアリ女に惚れて、助けて、袖にされ……。ほっこり小説、決定版!
57歳の失業者アランは再就職のための最終試験に挑む。それは重役会議を襲撃せよというもの…「働く」意味を問いかける怒涛の長篇。
キーワードは“はやみねかおる”と“逆転裁判”!? ルーツから秘蔵の創作論、特濃ビブリオバトルまで、二〇二〇年のミステリー界を席巻した同世代作家、白熱の二万字対談
芸人二人と放送作家のシェアハウス。そのリアルな生態を浮かび上がらせながら、青年の痛切な日々を描く、青春小説の新たなる傑作!
フィットネスジムの野性的なインストラクターとの恋に陥ちていく上流階級の夫人。彼女がついに犯す禁断の選択肢とは?
大物彫刻家が遺した縮小模型、素人の蔵に眠っていた重文級の絵や裂…古美術業界の儲け話にたかる人々を描く、傑作ミステリー連作集。
歌麿、北斎、広重、鈴木春信などの浮世絵の名作に材を取って紡いだ極上の短篇七本。失って初めて気付く幸せの哀歓を描く。
今度の男もまた、心と身体を寂しくさせる――脚本家・奈津が自由と孤独の果て、たどり着いた場所とは? 魂に響く官能の傑作長編。
「あの人」から逃げるために母親と二人、転々としてきた無戸籍児の玲菜。突然姿を消した母親を追って玲菜が辿り着いた真実とは――。
厳寒の深夜、師・藤澤清造の終焉地に佇む北町貫多。静かなる鬼気を孕みつつ、歿後弟子の矜持を示す四篇。巻末に「別格の記」を付す
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