作品
地上げ、総会屋から、ヤミ金、オレオレ詐欺を経て、ネットを駆使し海外から操る「特殊詐欺」に。ワルの稼ぎ口の変遷を徹底取材。
有効性が立証されていない自由診療のがん免疫療法を、末期がん患者に高額で提供する医者が存在する。日本医療の深い闇に迫った一冊。
戦争の時代に文学をどう読むか? ゴーゴリ、チェーホフ、トルストイまで。注目のロシア文学研究者による「愛のロシア文学教室」。
戦争末期、女学生たちが東京宝塚劇場に集められた。今日から風船爆弾を製造するのだ。膨大な資料や取材を基に描く意欲的長篇小説。
かつてない熊楠像で綴る、エモーショナルな歴史小説。
天平8年に新羅への使節が経た平城京から対馬までの寄港地を訪れ、『万葉集』巻15に詠まれた土地の風景と詠み人の思いに触れる
なし崩しの北方領土交渉、腰の引けた対中外交、慰安婦像乱立の大罪……。日本外交を劣化させてきた外務省幹部と政治家の責任を問う。
東京喜劇が野暮を嫌い、粋を重んじてきて約百年。初舞台から60年を越え、現在86歳の伊東四朗の生涯は東京喜劇史そのものである。
娘の婚約をきっかけに一家は荒波に揺さぶられ始める。父母そして娘。三人の心は離れたり近づいたり……つむがれていく家族の物語。
人気芸人でありつつ旺盛な執筆を続ける著者が、著作4冊目にして初の中編小説集を発表。無二の言語センスと観察眼が炸裂の大注目作。
エンパシーとは意見の異なる相手を理解する能力。この概念を様々な学術的分野の研究から繙き新たな思想の地平に立つ知的興奮の一冊。
口入屋の主が殺された。その斡旋で仕官した元浪人は自害していた。元浪人の妻の挙動が怪しい。情理兼ね備えた秋山久蔵の処断が光る!
暮れの町中で、阿漕な金貸し屋の宇兵衛が殺された。吉蔵は手下の金平と共に店の大福帳を調べるが、そこに覚えのある名を見つけ……。
神秘の森「闇戸」に伝わる神・スメラを探す旅を続ける琉劔一行。辿り着いた南の国には、国民から卑しまれる少年王がいるという――。
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