今年で10回目を迎えた「本屋が選ぶ時代小説大賞」。目利き書店員の皆さんが本気で「いちばん売りたい」一冊を選んでいただく選考会は、10月29日に文藝春秋で行われ、今年も大変白熱しました。
本年度の選考委員は、阿久津武信(くまざわ書店錦糸町店)、市川淳一(丸善ラゾーナ川崎店)、内田俊明(八重洲ブックセンター営業部)、田口幹人(リーディングスタイル)、昼間匠(リブロプラス本部)の5氏が務め、候補作につきましては、文芸評論家で歴史時代小説に詳しい、縄田一男さん、末國善己さん、大矢博子さんの三人が今年度(2019年10月から20年9月)のベスト10を選定。複数の推薦のあった次の5作品を候補としました。
『じんかん』(講談社) 今村翔吾
『まむし三代記』(朝日新聞出版) 木下昌輝
『商う狼 —江戸商人 杉本茂十郎—』(新潮社) 永井紗耶子
『絵ことば又兵衛』(文藝春秋) 谷津矢車
『太平洋食堂』(小学館) 柳広司
選考会に出席された書店員のみなさん(順不同・敬称略)
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