台北プライベートアイ 紀蔚然 舩山むつみ

1,375 (税込)
発売日2024年05月08日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) タイペイプライベートアイ
ページ数 560ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2024年05月10日
ISBN 978-4-16-792223-8
Cコード 0197
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台北プライベートアイ 紀蔚然 舩山むつみ

1,375 (税込)
発売日2024年05月08日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) タイペイプライベートアイ
ページ数 560ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2024年05月10日
ISBN 978-4-16-792223-8
Cコード 0197

邦訳版もミステリー文学賞をダブル受賞!

劇作家で大学教授でもある呉誠(ウ―チェン)は若い頃からパニック障害と鬱に悩まされてきた。ある日、日頃の鬱憤が爆発して酒席で出席者全員を辛辣に罵倒してしまう。恥じ入った呉誠は芝居も教職もなげうって台北の裏路地・臥龍街に隠棲し、私立探偵の看板を掲げることに。

にわか仕立ての素人探偵は、やがて台北中を震撼させる六張犂(リョウチャンリ)連続殺人事件に巻き込まれる。呉誠は己の冤罪をはらすため、自分の力で真犯人を見つけ出すことを誓う。
監視カメラが路地の隅々まで設置された台北で次々と殺人を行う謎のシリアルキラー〈六張犂の殺人鬼〉の正体は?

探偵VS犯人のスリリングなストーリー展開と、ハードボイルド小説から受け継いだシニカルなモノローグ、台湾らしい丁々発止の会話。

台湾を代表する劇作家が満を持して放った初めての小説は台湾で話題を呼び、台北国際ブックフェア大賞などを受賞。フランス、イタリア、トルコ、韓国、タイ、中国語簡体字版が刊行された。

2021年に邦訳が刊行されると日本でも話題を呼び、2022年には第13回翻訳ミステリー大賞とファルコン賞(マルタの鷹協会日本支部主催)のダブル受賞を果たした。

著者

紀 蔚然

1954年、台湾・基隆に生まれる。輔仁大学卒業、アイオワ大学で博士号取得。台湾大学戯劇学系(演劇学部)名誉教授。
2013年、「国家文藝賞」演劇部門受賞。舞台演劇脚本を多数発表。2011年、推理小説『台北プライベートアイ』(原題『私家偵探』)を発表。現在までにフランス、韓国、イタリア、トルコ、タイ語版及び中国語簡体字版などが刊行されている。2021年3月、『私家偵探』シリーズ第2部『DV8』を発表。

舩山 むつみ

東北大学文学部(フランス文学専攻)卒業、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。訳書に紀蔚然『台北プライベートアイ』、蔡駿『幽霊ホテルからの手紙』、トレヴァー・モリス/莫理斯『辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿』(以上、文藝春秋)、ヴァシーム・カーン『チョプラ警部の思いがけない相続』(ハーパーBOOKS)、エルヤキム・キスレフ『「選択的シングル」の時代』(文響社)など。

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