翻訳ミステリー大賞、ファルコン賞、台北国際ブックフェア大賞などで話題を集め、各国でも続々と翻訳された華文ハードボイルドの決定版『台北プライベートアイ』。本書の文庫化と待望のシリーズ最新刊『DV8 台北プライベートアイ2』の発売を記念し、著者・紀蔚然さんの来日&イベント開催が決定しました!
3つのイベントはそれぞれに趣向をこらした内容となっており、皆さまのご参加をお待ちしております。
【イベント詳細】
◆6月6日(木)18時半~ 誠品生活日本橋 イベントスペース「FORUM」にて
『DV8 台北プライベートアイ2』刊行&『台北プライベートアイ』文庫化記念
台湾ハードボイルドの傑作はいかにして生まれたのか?
【出演】紀蔚然 杉江松恋(文芸評論家)
元劇作家で大学教授だったという異色の経歴を持つ私立探偵を主人公に据えた作品はいかにして生まれたのか?
古今東西のミステリー小説に精通する文芸評論家の杉江松恋さんを聞き手に迎え、作者の紀蔚然さんに『台北プライベートアイ』シリーズの創作の舞台裏や今後の構想、愛読するミステリー作品、影響を受けた作家などについて大いに語っていただきます。
トークショーの後でミニサイン会も開催。オンラインでの視聴も可能です。
お申込み
会場観覧
⇒ https://seihin0606privateeye1.peatix.com
オンライン
⇒ https://seihin0606privateeye2.peatix.com
◆6月8日(土)14時~ 東京堂書店 神田神保町店6階 東京堂ホールにて
『DV8 台北プライベートアイ2』刊行&『台北プライベートアイ』文庫化記念
ハードボイルドと台湾の街
【出演】紀蔚然 舩山むつみ(翻訳者)
ハードボイルドにおいて物語の舞台となる街の魅力は読みどころの一つですが、探偵・呉誠は台北の街はずれから郊外の風光明媚な「台湾のベニス」こと淡水にお引っ越し。行きつけのバー「DV8」の美人マスターなど、新たな仲間たちと事件に立ち向かいます。
「台北プライベートアイ」シリーズで描かれた台北、淡水の魅力を、自らも取材に訪れた翻訳者の舩山むつみさんを相手に、著者にじっくり語っていただきます。
舩山さん撮影の現地の写真も多数ご披露。トークの後、サイン会も予定しています。
お申込み
⇒ http://www.tokyodo-web.co.jp/blog/?p=23326
◆6月9日(日)14時~ 紀伊國屋書店新宿本店 9階イベントスペースにて
『DV8 台北プライベートアイ2』刊行&『台北プライベートアイ』文庫化記念
台湾ハードボイルドと華文ミステリーの現在
【出演】紀蔚然 阿津川辰海(作家)
台湾発のネオ・ハードボイルド小説は、なぜ日本のミステリーファンの心を掴んだのか? 『台北プライベートアイ』を高く評価する阿津川辰海さんをお迎えし、同シリーズの読みどころや創作秘話、そして近年勢いを増す華文ミステリーの魅力と可能性について、著者の紀蔚然さんと語り合っていただきます。
トークショーの後でサイン会も開催します。
お申込み
⇒https://store.kinokuniya.co.jp/event/1715595480/
◆著者プロフィール
1954年、台湾・基隆に生まれる。輔仁大学卒業、アイオワ大学で博士号取得。台湾大学戯劇学系(演劇学部)名誉教授。2013年、「国家文藝賞」演劇部門受賞。舞台演劇脚本を多数発表。2011年、推理小説『台北プライベートアイ』(原題『私家偵探』)を発表。現在までにフランス、韓国、イタリア、トルコ、タイ語版及び中国語簡体字版などが刊行されている。2021年3月、『私家偵探』シリーズ第2部『DV8』を発表。
◆単行本書誌情報
書名:DV8(ディヴィエイト) 台北プライベートアイ2
著者:紀蔚然(き うつぜん)
翻訳:舩山むつみ
発売:2024年5月24日
定価:2200円(税込)
ページ数:400頁
ISBN: 978-4-16-391846-4
◆文庫書誌情報
書名:台北プライベートアイ
著者:紀蔚然
翻訳:舩山むつみ
発売:2024年5月8日
定価:1375円(税込)
ページ数:560頁
ISBN: 978-4-16-792223-8
-
夏休み特別企画! 「小説で旅する台湾」郷愁や異国情緒を誘う名作をご紹介
-
誠品生活日本橋スタッフおすすめ本!――現代の街並みをリアルに感じる『台北プライベートアイ』
2022.05.03インタビュー・対談 -
「日本人が酒を飲んだ途端に…」饒舌なハードボイルド探偵が追う、台北の連続殺人鬼の狙いとは
2021.07.27書評 -
ステイホームのお供に! 2021年上半期の傑作ミステリーはこれだ!【海外編&まとめ】<編集者座談会>
-
【私的新刊ガイド】文春ミステリーチャンネル(2021年5月号)
2021.05.31文春ミステリーチャンネル -
台湾の古都、台南にいい旅をしたような思いにさせてくれる、読み応えある小説