文庫

精選女性随筆集 中里恒子 野上彌生子

1,100 (税込)
発売日2024年06月05日
ジャンル随筆・エッセイ
商品情報
書名(カナ) セイセンジョセイズイヒツシュウ ナカザトツネコ ノガミヤエコ
ページ数 288ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2024年06月10日
ISBN 978-4-16-792239-9
Cコード 0195

一人暮らしを慈しみながら名著を書いた、昭和を代表する女性小説家たち

文春文庫創刊50周年特別企画 精選女性随筆集シリーズ第10弾!
ひとり暮らしを慈しむ女性小説家たちの、滋味あふれる身辺の記

孤独という椅子に体を傾け、
しなやかに堂々と人生を味わう
二人の姿に励まされました。
          ——小川糸

中里恒子の書いたものを読むたびに、私は老いることが怖くなくなる。
高原の森での静かな暮らしの中にこそ、野上彌生子の創造と思索の原点があったのではないか。
          ――小池真理子(「まえがき」より)

日常生活で見過ごしてしまいがちな何気ない美しさを掬い上げ、
見事に小説に昇華させた女性初の芥川賞作家・中里恒子。
人生の後半、森の中で山暮らしを満喫しながら極上の小説を紡いだ野上彌生子。
いずれも一人暮らしの時間を大切に慈しみ、思索に富む毎日を送ったふたりの愛おしい身辺の記。

解説・ソコロワ山下聖美 金井景子

小池真理子さん、川上弘美さんから素敵なコメントをいただきました!

担当編集者より

『時雨の記』で知られる中里恒子は海の近くで、一方の『秀吉と利休』を生み出した野上彌生子は高原の森の中で、それぞれ一人暮らしを満喫しながら極上の小説を紡いだ昭和を代表する作家たちである。
「仕事をするには、食事と睡眠は基本」がモットーの中里は、子どもの布団カバーが破れたら自分の半纏にリメイクしたりと、ささやかな手仕事を愛でた。野上彌生子は山を散歩するとき、渓流や一本の草、空に浮かぶ雲に「コンニチハ」と話しかけるアニミスティックの日々。
生きている一瞬一瞬を大事に慈しんだ彼女らの思索の、なんと豊かなことか。生きる時代は違えども、こんなに知的な女性達がいたのだ。古びるどころか、ますます輝きを増すシリーズ10巻目の名随筆集。

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