世界的ベストセラー『西洋の敗北』著者の最新作
英語版以外の25カ国で翻訳され、日本でも累計9万部のベストセラー『西洋の敗北』の著者、エマニュエル・トッドの最新作。
〈私の多くの予言のなかでも「西洋の敗北」は、最もすぐに実現したものです。しかし「西洋の敗北」が具体的にどんな形をとるかは予言していません〉とトッド氏自身が述べているように、問題は、「西洋の敗北」がどんな形で現れるかだ。
すでに起きているウクライナ戦争、イスラエル・イラン紛争、トランプ関税、米欧の分裂と対立は、いずれも「西洋の敗北」が現実化したものである。さらに今後、起きるのは、NATOの決裂か? ドル基軸体制の終焉か? 米国覇権の崩壊か? そして日米同盟はどうなるのか?「西洋の敗北」「西洋の分裂」を受けて、日本はどうすればよいのか?トッド氏はこう指摘する。
〈日本がかなり困難な状況にあることは間違いありません。米国が当てにならないなかで、中国と対峙しなければならないからです。現状で私がお勧めしたいのは、欧州と米国のヒステリーに極力関わらず何もせずに静観すること、しかし密かに核武装を進めることです。米国が自国の核を使って日本を守ることは絶対にあり得ない。核は「持たないか」「自前で持つか」以外に選択肢はないのです〉
9月の文春新書
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- タイトル
- 西洋の敗北と日本の選択
- 著者名
- エマニュエル・トッド
- 発売日
- 2025/09/19
- 作品紹介
- 世界的ベストセラー『西洋の敗北』著者の最新作
ウクライナ戦争、イスラエル・イラン紛争、トランプ関税、米欧の対立……我々が直面する大混乱は、すべて「西洋の敗北」の現実化だ。
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- タイトル
- 水の戦争
- 著者名
- 橋本淳司
- 発売日
- 2025/09/19
- 作品紹介
- 世界経済を動かす水の正体とは?
水資源の支配者は国家から企業へと移りつつある。半導体、AI、データセンター…重要産業に絡む「水の戦争」の現在をリポート。