西尾 ネコ目線を思わせるのもよかったです。新大久保のミーの写真は、すごく目線が下で、「ネコにはこういう風に見えているんだろうなぁ……」と想像してしまうし、阿佐ケ谷とか小さいお店がいっぱいあって、街歩きがしたくなりました。
梅津 はいつくばって撮りました(笑)。撮影に行く日は、はいつくばって汚れてもいいよう、いつもデニムと洗える服を着て行きます。
西尾 平沼商店街のたばこ屋さんの写真もインパクトがありますね。街の風景として切り取られることで、このシチュエーションの“妙”がよくわかります。
梅津 この店の前を通った時にネコがちょこんと座っているのが見えて、すかさずシャッターを切りました。お店の雰囲気も味があり、シロがちんまりと座っているのがものすごくかわいかったので、全体像を撮らねば、と離れて撮ったんです。「おまえ、そこを動くなよ~……!」と念じながら(笑)。
松本 ネコのこと気にかけていると、「こっちにネコがいそう」ってだんだんわかってきますよね。
梅津 看板ネコを探して300匹以上、わたしのネコセンサーもかなり磨かれました(笑)。それでも、ネコを見つけると嬉しい。「あ! ネコだ!」という驚きを伝えたかったんですよね。
西尾 時には芸能レポーターばりの張り込みまで!
梅津 ネコは約束を守ってくれませんから(笑)。店主に言われた通りの時間に行っても、「あら、さっきまでいたんだけどどっか行っちゃったわ」とか、高いところに上って降りてこなかったり、物陰に隠れて出てこないこともある。まあ当然ですよね。ネコですから。犬はマテやオスワリでやらせがききますけど、ネコはムリ。なので、根気強く待つのみです。
西尾 わかってはいても、ここまで粘れるのはすごい。これもネコの魔力なのかも。
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1匹の侵入者が生態系を破壊する
2014.07.04書評 -
板東寛司×荒川千尋 『ハコネコ』
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『赤毛のアン論』松本侑子・著
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応募期間 2024/11/20~2024/11/28 賞品 『赤毛のアン論』松本侑子・著 5名様 ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。