2009.02.20 インタビューほか

私の人生がドラマティックに変わりはじめた時

「本の話」編集部

『断る力』 (勝間和代 著)

私の人生がドラマティックに変わりはじめた時

──昨年来、メディアでも書店の店頭でも、勝間さんの写真を見ないことがないぐらいのご活躍でした。

勝間 公認会計士や経済評論家としての本業に加え、3人の娘の子育てに、大学院の博士課程の研究の日々を過ごしています。

 それに加えて、「サキヨミLIVE」(フジテレビ系)や「マーケットウィナーズ」(BSジャパン)といったテレビ番組のレギュラー出演や本の執筆、講演会なども行なっています。

 また、チャリティ活動として、本の印税の20パーセントを被災地や戦争国の難民・子どもたちの自立援助のために寄付する「Chabo!」にも取り組んでいます。その一環として、昨年11月には2週間ほど、寄付先であるアフリカのスーダンを訪問してきました。

──時間がいくらあっても足りないでしょう?

勝間 いいえ。そんなことはありません。仕事以外でも、週3回はスポーツクラブで汗を流しますし、週1回のネイルサロン通いもあいかわらずです。

 実際、雑誌の企画などで対談相手とスケジュール調整をすると、いつも私の方が時間に余裕があるんです。

──それだけのアウトプットをしながら、なおかつ時間に余裕があるとは、影武者でもいるんじゃないですか(笑)。

勝間 秘訣があるんですよ。

──ぜひ教えてください。

勝間 とにかく「断る」ことです。

──あれだけ活躍なさっていて、それは冗談でしょう(笑)。

勝間 いえいえ。今、私のもとには連日、講演や取材依頼が来ています。1週間あたり、講演依頼は20件、取材依頼は15件ぐらいになります。

 でも私には本業がありますから、8割から9割の依頼は断らざるを得ません。これだけ断っても「出まくっている」という印象が強いのは、引き受けたものに対して、できる限りの効果を出すべく、努力を惜しまないからです。

 10パーセントの仕事に対してベストを尽くすことで、新しいオファーが出てきて、そこでさらに自分の力を発揮できるオファーをそこから10パーセント選ぶ、という好循環が生れるのです。

 私も皆さんも、使える時間は1日24時間しかありませんよね。その範囲内で、断るべきものはすべて断り、残りの「断らなかった仕事」、すなわち「厳選した仕事」に力を注ぎ込むんです。

 そうすると自然にアウトプットの品質は上がり、時間にも余裕が持てます。

断る力
勝間 和代・著

定価:945円(税込)

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