- 2014.07.27
- ニュース
高橋克彦原作「だましゑ歌麿IV」 主演の水谷豊が意気込みを語る
文:「本の話」編集部
『だましゑ歌麿』『かげゑ歌麿』 (高橋克彦 著)
ジャンル :
#エンタメ・ミステリ
,#歴史・時代小説
主演の水谷豊さんのコメント
今回の作品はみどころだらけです(笑)。最初から最後まで目の離せないシーンの連続なんですよ。歌麿の絵のモデルになった女性が殺されていくわけですが、なぜこんな事件が起きるのか? という謎解きから始まって、ショックで絵を描けなくなってしまう歌麿がどう立ち直るのか? そんな話も含めてとても面白い。
鼠小僧役の河相我聞さんとの共演は楽しかったですね。監督はシリアスなものからコメディまで、幅広く演出されますから、歌麿と鼠小僧の会話も軽妙であったり、シリアスであったり。ちょっといいシーンも無理なく2人で演じられました。そして、田中(美里)さんの役がまた面白いんです。野性的だった女性が、歌麿に描かれるころには、ものすごくきれいになっていく様子は必見です。
絵を描くシーンでは、指導の先生に、だんだん筆遣いが良くなっていると褒められるようになったんです。今回も浮世絵の大作に僕が最後の筆を入れていく、というシーンがあります。監督からは、「失敗したら終わりだよ!」とプレッシャーをかけられているんですが(笑)。吉川監督は時代劇のエキスパートですから、僕は安心して言われるままに演じていけば、なんとかなるだろうという感じです(笑)。
「だましゑ歌麿」は時代劇と言いつつも、現代に通じるものが沢山あるんです。(歌麿の)反骨精神も含めて、人としての歌麿の生き様は興味が尽きないですし、こうだったろうな、ああだったろうな、と、人物の生き様を考えながら作っていくのも時代劇の面白さなんでしょうね。
「ドラマスペシャル だましゑ歌麿IV」
テレビ朝日系で今秋放送
出演:水谷豊、中村橋之助、鈴木杏樹、原田龍二、岸部一徳 ほか
http://www.tv-asahi.co.jp/utamaro/
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