100万部を超えるベストセラー、2012年に日本で最も売れた書籍『聞く力』と、今年6月に刊行されベストセラー街道をひた走る『叱られる力』。阿川佐和子さんの2冊の本に関する感想を400字以内で募集したところ、続々と熱い声が寄せられました。
叱りづらい世の中に一矢報いる本
『聞く力』は、まさに阿川佐和子さんの仕事の経験上の集大成と読んで感じた。聞き上手になること…それは自己を抑えて、他者を優先する行為…ベストセラーになった事が伝わる作品でした。で、『叱られる力』を続けて読んだ。10ヶ条を阿川さんは、本著で挙げていますが、叱りづらい世の中に、一矢報いることにいずれなるだろう! と思いました。(京都府 30代 男性)
相手を思って叱ていることの伝え方
どちらも、とても興味深く読みました。やはり、大切なことはコミュニケーション力なんだと、改めて思いました。みんな、自分の心の中に思っていることを上手に出せない。だからこそ、聞き上手な人は、自分の思っていることを引き出してくれて重宝されるし、叱ることに関しても、相手を思って叱っていることを上手に伝えられる人は、叱るのがうまいし、叱られたほうも、だまるのではなく、きちんと思いを伝えられれば、叱ったほうも気が晴れる。そう考えると、子供達を育てるうえで、たくさんたくさん会話をし、少しでもコミュニケーションを上手にとれる子供達に育てたい、そして、いつでも人と話す時は笑顔でいられる子育てをしたい、と改めて思いました。(大分県 40代 主婦)
子どもが騒いでも注意しない親を見かけます
どちらの作品も阿川さんの人生に裏打ちされた人生訓のように思えました。特に「『最悪経験』を尺度にする」のセンテンスはそのとおりだと納得しました。最近は阿川さんが小さい頃と違い、子どもを叱るのは良くないという考えがあります。しかし、悪いことは悪いと叱ることが必要では無いでしょうか。例えば、公共の場所で子どもが騒いでも注意しない親をよく見かけますが、これが本当に良いのでしょうか。叱らないと悪いことを悪いと認識せずに、自分が知らない自分の欠点を知らずに育ってしまうのではないかなと言う気がします。その叱るときに単に叱るのではなく、相手を不快にしないように叱る力が必要であり、それがこの本に凝縮されているのだと思います。(香川県 20代 大学生 男性)
40代になってわかった叱られた意味
叱られることをよく、恐れがちになるが、何も向上が期待できない人には叱られることもないことを学生時代聞かされました。自分自身、社会人になり、20代ではよく叱られました。そのときは、なぜ自分だけと思いました。でも、いま、40代になってすごく、期待していたから叱ったんだと思います。成長の見込みのない人には、自分の場合、恨まれるリスクもあるので叱りたくありません。阿川さんのこの本をよんで今一度考えさせられました。(熊本県 40代 会社員 男性)
経験と知識が凝縮された本
阿川さんこんにちは! 私は子供の頃から、阿川さんの事が大好きで大ファンです。阿川さんが出版された本も、全部読んでます。今回は、『聞く力』と「叱られる力」の感想を、ファンとして答えさせていただきます。まず『聞く力』についてですが、あれは阿川さんのインタビューの歴史と、失敗談から習得した経験と知識が凝縮された1冊だと思いました。2冊目の『叱られる力』については、最近の若者のコミュニケーション能力や阿川さんの60年史など、阿川さんの幼少時代から現在に至るまでの理不尽に叱られつつも、そこから得た経験に基づいてどうすれば人間関係がうまくいって、どうやったらその関係を保っていけるのか、という教訓を教えてもらった気がします。阿川さん! これからも体に気をつけながら、お仕事がんばってください。私はいつまでもずっと阿川さんを応援してます。一生阿川ファンを続けます。阿川さん! ファイト! です。(福岡県 20代 パート・アルバイト 女性)
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