コラム・エッセイ

【今月の注目】 担当編集者の一押しコメント! 貴志祐介『罪人の選択』(3月27日刊)

「えぇっっ!」と思わず驚きの声があがる面白さ

『罪人の選択』(貴志 祐介)

 『黒い家』『青の炎』『新世界より』『悪の教典』など、メガヒットを世に送り出してきた貴志祐介さんの魅力を濃縮した一冊をお届けできることになりました。

 表題作「罪人の選択」は、「生と死を賭けた二択」の物語です。著者自ら「ここまで強いテンションを維持した作品は、他に書いたことがありません」と断言する、緊張感マックスの本格ミステリー。担当者として原稿を読みましたが、面白くてドキドキしてラストでは驚きで「えぇっっ!」と声が出てしまいました。

 表題作のほかは3篇のSF作品。その中でも注目は、最新SFの「赤い雨」です。新参生物チミドロによって赤く蹂躙された地球。〈パンデミック〉を想起させる、未知の病気と闘う人間の姿を描きます。

 「赤い雨」に加えた「夜の記憶」「呪文」で共通して描かれるのは、「ある種のモンスターに必死に抗う人間の姿」です。日々何かと戦いを続ける私たちに、いま必要な物語がここにあります。

罪人の選択貴志祐介

定価:本体1,600円+税発売日:2020年03月27日


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