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「メールは4行以内」「会議は最長1時間」スタンフォード式仕事術で生き方は確実に変わる!

「メールは4行以内」「会議は最長1時間」スタンフォード式仕事術で生き方は確実に変わる!

西野 精治

『スタンフォード式 お金と人材が集まる仕事術』(西野 精治)

出典 : #文春新書
ジャンル : #ノンフィクション

『スタンフォード式 お金と人材が集まる仕事術』(西野 精治)

 コロナ禍のリモート・ワークで一躍、脚光を浴びたビデオコミュニケーションサービスのZoomがサンノゼにあり、また、車で小一時間と少し離れますが、サンフランシスコの市内では配車サービスのウーバー(Uber)、アプリを使った民泊サービス・エアビーアンドビー(Airbnb)、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のツイッター(Twitter)などが誕生しています。また世界最大の動画共有サービスのユーチューブ(YouTube)はサンフランシスコ南のサン・ブルーノに位置します。さながらサンフランシスコは、シリコンバレーに隣接する、スタートアップ企業製造所とも言っていいような場所です。

 そんなシリコンバレーにあるスタンフォード大学も、巨大な生き物の一部と言えます。

 2019年の世界大学ランキング(英国・タイムズ紙)において、スタンフォード大学はオックスフォード、ケンブリッジに次いで世界第3位にランクインしていますが、1891年の創立当時は「西海岸の杏畑につくられた、後発の田舎大学」でした。

 しかし、創立者であり初代学長のリーランド・スタンフォードは、アメリカ大陸横断鉄道を築いた生粋の実業家です。その影響もあってスタンフォードは、「大学では学問に打ち込むべきだ」というハーバードをはじめとする東海岸のアイビーリーグとは異なる独自の道を歩み、学問の場でありながら起業家精神を重視するようになりました。たとえば1951年には大学敷地内にインダストリアルパークが設けられるなど、いち早く学問の世界と産業界のつながりを作り出しています。

 グーグル創業者のセルゲイ・ブリンとラリー・ペイジがスタンフォード大学院で出会ったことをご存知の方も多いと思いますが、スタンフォードが送り出した企業はヒューレット・パッカード、シスコ、ヤフーなど、枚挙に暇がありません。スタンフォードの歴史は産学一体の歴史であり、シリコンバレーの歴史と分かち難く結びついているのです。

 それゆえに私がスタンフォードで過ごしてきた30年間は、象牙の塔でコツコツと学問の世界に浸る……という古式ゆかしいものではありませんでした。いや、現在もスタンフォード大学の名誉現役教授(名誉教授の称号取得後、直ちに現役教授に招聘)であり、スタンフォード睡眠生体リズム研究所の所長である以上、現在進行形で、ダイナミックな変化を日々楽しみ、時に格闘し、研究しながら働いていくことになるでしょう。

スタンフォード式 お金と人材が集まる仕事術
西野精治

定価:968円(税込)発売日:2020年09月18日

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