コラム・エッセイ

「お願いします」と「お願い申し上げます」、どちらが正しいか 『段取り上手のメール――さくさく仕事が進む超速文章術』

文藝春秋出版局

多くの人が迷うメール表現の悩みを一挙解決! 

8月6日に発売された中川路亜紀著『段取り上手のメール――さくさく仕事が進む超速文章術』。なぜ仕事が速い人のメールは「短く、気持ちがいい」のか、謝罪や感謝、依頼メールの文例フレーズ集や、誰も教えてくれない新時代のチャットマナーなど、書くときの「気にしすぎ」がなくなること請け合いの一冊から、「お願いします」か「お願い申し上げます」か、といったよく悩みがちなフレーズをいくつかピックアップしてご紹介します。


『段取り上手のメール――さくさく仕事が進む超速文章術』(中川路 亜紀)

「お願いします」か「お願いいたします」か「お願い申し上げます」か

「いたします」も「申し上げます」も、自分の行為をへりくだらせる謙譲語です。

社外へのメールでは、
「お願いいたします」
「お願い申し上げます」
をつかうのが一般的です。

「いたします」と「申し上げます」では、「申し上げます」のほうがよりていねいな印象があります。

一般消費者などのお客様が相手のとき、襟を正して敬意を示したいときは、「お願い申し上げます」が適しています。社内へのメールの場合は、上司でも「お願いします」にとどめる場合が多いと思います。謙譲語がついた「お願いいたします」「お願い申し上げます」よりもカジュアルですが、「お願いします」も「お」や「ます」は丁寧語ですので、敬意は含まれています。

社外の場合でも、同年代などの気心の知れた相手には、雰囲気によって「お願いします」をつかってすっきり伝えるのもよいと思います。

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段取り上手のメール中川路亜紀

定価:本体1,450円+税発売日:2020年08月06日


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