村山由佳さんの最新刊『PRIZE―プライズ―』が2025年1月8日(水)に発売となります。本作は“人気作家”が主人公のお仕事小説……ですが、一筋縄ではいかないスリリングな作品です。文学賞という栄誉を貪欲に追い求める作家の、底知れない欲望のエネルギーに満ちた一冊。
作家のそばで働く編集者たちは、この物語をどう読んだのか。各社のみなさまにご協力いただき、『PRIZE―プライズ―』のご感想を頂戴しました!(全3回のうちの2回目。イニシャルはランダムです)
どのようにして本が作られ、販売され、手元に届くのか。
そして直木賞がどのように選考され選ばれていくのか。
本を好きな人すべてに知ってほしい作品です。
徳間書店 Eさん
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村山さんの小説にタブーはない。
そう分かっていたのですが、まさかここまで…! と衝撃でした。
文芸志望の新入社員に薦めるか、薦めないか、真剣に迷っています。
Fさん
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『PRIZE』が読者を惹きつけてやまないのは、出版業界の中にいないとわからない裏事情を克明に描き出しているからだけではありません。
主人公の作家としての揺るぎない一途さは、もしかしたら時には行きすぎにも感じられるかもしれないけれど、業界外で働く人たちの心にも、まっすぐ深く刺さると思います。
Gさん
◇
作中で、ある編集者が感じた強烈な「誘惑」。
編集者なら誰でも一度は、感じたことがあるのではないでしょうか?
私は幸い、実行に移したことはないけれど(笑)。
Hさん
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若い編集者・千紘の、恍惚と傲慢、そして……。
“あの頃”の自分を思い出し、胸が苦しい。
千紘を岩盤浴に誘って一緒に汗を流し、言ってあげたい。
「大丈夫、あれから25年、まだなんとか頑張ってるよ」
G社 Iさん
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『俺たちの箱根駅伝 上下巻』池井戸潤・著
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