担当編集者より

まだ若手編集者である私はこの作品を読み、あまりの恐ろしさにガタガタ震えました。「ここに書かれていることは、どこまで本当に作家のみなさんが思っていることなんだろう……？」作家と編集者の関係性、作家が編集者に求めること、編集者としてやってはいけないこと、作家にとっての〈賞〉とは何か――。天羽カインという強烈かつ誠実な作家を通して学んだことはたくさんあります。が、そんなことを抜きにしても、えげつなく面白い小説です！！！　何度読んでも吸い付くように読まされてしまう、村山さんの筆のすばらしさを堪能できる一作です。やばいぞ！！！