作品
殺人を犯し、カトリック系の救護院に逃げ戻った朧。性と暴力の衝動のなか、朧は“神”を考え続ける。『ゲルマニウムの夜』の傑作続篇
「あじゃりあじゃらか」は人間の奥底に眠っている欲望のあり様を問う、鮮烈なる官能の物語。短篇には篠原勝之さんの「戯れの魔王」。鉄のゲージツ家・クマさんの待望の最新作です。
平田篤胤の「仙境異聞」に材を取り、現在の人間社会をあえて“魔境”と捉えた、超異色ホラー小説。
ピカソ、マティス、ワイエス…。現代絵画の巨匠たちの代表作に材を取り、アートを愛する者たちの様々な人間模様を描き出す短篇集。
野犬に囲まれた夏の日の恐怖、アル中の母と住んだ少年期。歳月を突き抜けて甦える記憶と人生の深い思いを浮かび上らせた九つの短篇。
野犬に囲まれた夏の日の恐怖、アル中の母と住んだ少年期。歳月の隔たりを突き抜けて甦る記憶を鮮烈に刻み付け、苦悩と慰めの交錯する人生への深い思いを浮かび上がらせた九つの短篇。解説・森絵都
「ことサッカーに関して、男は正直であらねばならない」? イモとマッチョはお断り、縦横な思考が鋭く楽しい異色のエッセイ集
アキコさんの趣味は手紙を書くこと。料理、裁縫、映画、イヤな男、「お勝手」の話題を毒気たっぷりに認める著者真骨頂の書簡小説。
信州の総合病院を定年退職した。同世代の男たちと魚を釣り、小屋を作って酒を呑む。夕暮れに古い記憶が訪れる…。充実の連作短篇
アメリカに渡って10年。数々の記録と栄光の陰で、何を悩み、何に苦しみ、何を発見してきたのか。メジャー生活のすべてがここにある
メジャーの大記録を塗り替えた稀代の天才バッターは、何を目指すのか。渡米1年目から今季に至るまでの肉声と迫真ドキュメント
認知症を患う東昇平。遊園地で迷子になり、入れ歯は次々消える。ときにユーモラスな事態を起こしながら、病気は少しずつ進んでいく。
バブル期の日本から東ドイツに音楽留学した青年が出会ったのは二人の天才だった。日本人音楽家の成長を描く歴史エンターテイメント。
日立市の象徴「大煙突」は、百年前にいかにして誕生したか。煙害撲滅で、住民との共存共栄を目指す企業。奇跡の実話を描く長篇。
定年後、小説講座で教えながら独り暮らす男が不治の病に侵された時、死をどう迎えるか。『沈黙のひと』と並ぶ傑作感動長編!
美大に進学し女子寮に入ったユキコ。アートかぶれの強烈な仲間ばかりで、セルフヌード騒動やバブル合コンなど刺激的な日々が続く
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。