電子書籍

日本のいちばん長い日(下) 半藤一利 星野之宣

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2022年07月21日
ジャンルコミック・コミックエッセイ
コード1609012700000000000W
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『日本のいちばん長い日(下)』(半藤一利 星野之宣)
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日本のいちばん長い日(下) 半藤一利 星野之宣

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2022年07月21日
ジャンルコミック・コミックエッセイ
コード1609012700000000000W

漫画界のレジェンドが新解釈で描く運命の24時間

“玉”を囲い込め!!  終戦前夜、前代未聞の「宮城事件」が勃発する。 半藤一利の傑作ノンフィクションを、SF伝奇漫画の巨匠・星野之宣が鮮烈コミカライズ。

昭和天皇の聖断によって、ポツダム宣言受諾が決まった。国体護持を訴え続けた阿南陸相も、天皇の決意の前に頭を垂れるしかなかった。「堪エ難キヲ堪エ、忍ビ難キヲ忍ビ……」終戦の詔書を天皇自らマイクの前で読み上げる、歴史的な録音が始まった。

しかし、無条件降伏を認めない「徹底抗戦派」の暗闘は続く。畑中少佐、椎崎中佐ら陸軍の青年将校は近衛師団司令部に乗り込み、天皇に終戦撤回を迫るクーデターを企てる。動員命令を拒む森師団長らを斬殺し、天皇の肉声を録音した玉音盤を奪おうとする。

日本からの降伏通知が連合国へ通達されたのは、8月14日午後11時だった。すでにB29の大編隊はサイパン、グアムの基地を発進しており、本土への空爆は容赦なく続く。空襲警報のサイレンが鳴り渡る、深夜の宮城を舞台に、終戦をめぐる最後の攻防が始まった……。

すでに二度も映画化されている終戦を巡るドラマを、コミカライズ版では幕末の「尊皇攘夷」思想から説き起こし、二・ニ六事件、大陸侵攻、日米開戦へ続く天皇と軍部との緊張関係を軸に描き出す。

作画を担当するのは、漫画家の星野之宣。『ヤマタイカ』『星を継ぐもの』で星雲賞コミック部門を、『宗像教授異考録』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。日本人として初めて、大英博物館で原画展を開催した。

目次

14日 午後10時─12時
15日 前零時─2時 
午前2時─4時
午前4時─6時  
午前6時─8時
午前8時─10時
午前10時─正午
エピローグ

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担当編集者より

戦争は、始めるのは簡単でも、終わらせるのが難しい──。ロシアによるウクライナ侵攻のニュースに接するたびに、この命題の正しさを痛感するばかりです。先の太平洋戦争においても、それは変わりません。ポツダム宣言の受諾を巡り、鈴木貫太郎内閣は終戦派と徹底抗戦派に真っ二つに割れます。喧々諤々の議論が続き、事態の収拾がつかないまま、原爆の投下、ソ連の参戦と続き、昭和天皇の聖断によって降伏が正式決定されたのが、8月14日でした。その後も陸軍将校らによるクーデター未遂(宮城事件)が勃発するなど、15日正午の玉音放送までは綱渡りの緊張状態が続きます。
日本の運命を決した激動の24時間を活写した『日本のいちばん長い日』は、今こそ読まれるべき作品です。コミカライズ版によって、より幅広い読者にお届けできればと心から思います。終戦があと何日か遅れていれば、北海道がウクライナになっていたかもしれないのですから……。

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