書名(カナ) | ファーストラヴ |
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ページ数 | 368ページ |
判型・造本・装丁 | 文庫判 |
初版奥付日 | 2020年02月10日 |
ISBN | 978-4-16-791435-6 |
Cコード | 0193 |
夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?
臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは? 「家族」という名の迷宮を描く傑作長篇。
第159回直木賞受賞作。
【お詫びと訂正】
2月刊の文春文庫、島本理生さんの『ファーストラヴ』にて、橋爪彩さんのカバー画の本来「装画」とすべきクレジット部分を「イラスト」と記載しておりました。橋爪彩さん、ご関係者の皆様にお詫び申し上げるとともに訂正させていただきます。
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