| 書名(かな) | りおうけのえんだん |
|---|---|
| ページ数 | 288ページ |
| 判型・造本・装丁 | 文庫判 |
| 初版奥付日 | 2024年12月10日 |
| ISBN | 978-4-16-792306-8 |
| Cコード | 0193 |
娘に、みじめな思いだけはさせたくない。
皇太子妃への望みが消えた長女・方子(まさこ)を前に、梨本宮伊都子(いつこ)妃は次の嫁ぎ先を考え始める。華族に嫁げば、方子は皇族の身分を離れる。ならば朝鮮王家はどうか。伊都子が目をつけたのは、王世子・李垠(イ・ウン)だった。
「話をしたこともない方と結婚するのは嫌です」
娘は拒む。それでも伊都子は宮内省に働きかけ、縁談を進めていく。娘を少しでもよいところへ嫁がせたい。その親心から始まった話は、やがて皇室と李王家を結ぶ婚姻となる。
その後、伊都子は李王家の王女・徳恵(トケ)の縁談にも関わる。親が決めた結婚なら間違いない。家柄の釣り合う相手なら、きっと幸せになれる。そう信じていた伊都子の前で、結婚した女たちの人生は思いどおりには進まない。
戦争があり、敗戦があり、皇族も王族もかつての身分を失っていく。そして伊都子がテレビで見るのは、皇太子と民間出身の正田美智子の婚約会見だった。
梨本宮伊都子の日記を手がかりに、皇族の縁談の舞台裏と、家柄が女の一生を左右した時代を描く歴史小説。
解説・浅見雅男。
家系図
李王家の縁談
主要参考文献
あとがき
解説 浅見雅男



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