- 2021.11.22
- 特集
今月号では林真理子さんと磯田道史さんが近代日本の「皇室の縁談」を徹底解説! 特集は〈時代小説大賞2021〉と〈警察小説最前線〉。
文:「オール讀物」編集部
「オール讀物」12月号
ジャンル :
#小説
,#エンタメ・ミステリ
,#歴史・時代小説
11月22日に発売になった「オール讀物」12月号。今号の特集は〈時代小説大賞2021〉と〈警察小説最前線〉。さらに『李王家の縁談』を上梓した林真理子さんと、歴史学者の磯田道史さんが、小室眞子さんの結婚で注目を集める「皇室の縁談」について、明治以降の日本の歴史を紐解き、やんごとなき方々の結婚に秘められた深謀遠慮を解説します。
小室眞子さんの結婚、渡米後も注目を集め続けている「皇室の縁談」ですが、それは決して令和の時代にはじまったことではありません。自身の長女を韓国の皇太子に嫁がせた、梨本宮伊都子妃を主人公にした『李王家の縁談』を上梓した林真理子さんが、歴史学者の磯田道史さんと明治、大正、昭和の時代における皇族華族のご成婚の内幕を語り合いました。さまざまな思惑が錯綜した、近代の宮廷絵巻は驚きと発見に満ちています。
今年で第11回目を迎えた「本屋が選ぶ時代小説大賞」は、直木賞候補にも選ばれ、各方面でも絶賛されてきた砂原浩太朗さんの『高瀬庄左衛門御留書』が激戦の末に受賞。時代小説の目利き書店員たちはどのような点に注目したか――縄田一男さん、末國善己さん、大矢博子さんによる今年度のベスト10と併せて注目ください。また砂原さんの最新作『藩邸差配役手控え』も同時に掲載が叶いました。
本屋が選ぶ時代小説大賞の歴代受賞者では、川越宗一さんによる中国の孫文を生涯支え続けた梅屋庄吉を主人公にした大型新連載がスタートです。明治から昭和にかけた激動のアジアを舞台にした、壮大な歴史小説に刮目ください。佐藤巖太郎さん、奥山景布子さん、本誌初登場の永井紗耶子さんは読み応えある短篇での競作。人気シリーズでは畠中恵さんの「まんまこと」シリーズ、宮本紀子さんの「煮売屋旭日乗」シリーズ、映画化で注目の集まる司馬遼太郎の名作『燃えよ剣』の解説など充実の特集です。
もう一つの特集は警察小説最前線。堂場瞬一さんの人気シリーズ「ラストライン」外伝では、主人公の岩倉の知られざる新人時代が描かれます。「姫川玲子」「ジウ」など数々の人気シリーズを上梓してきた誉田哲也さん、「教場」で知られる長岡弘樹さん、『むかしむかしあるところに、死体がありました』で本屋大賞にノミネートされた青柳碧人さん、そして小誌初登場となる大門剛明さんと、いずれも個性豊かな警察小説を、すべて読切でお楽しみいただけます。
連載やエッセイ、グラビアも大充実の「オール讀物」12月号を、ぜひご自身の目でもお確かめください。
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『赤毛のアン論』松本侑子・著
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