『永遠の記憶』

東野圭吾さんのガリレオシリーズ最新長編『永遠の記憶』が、8月5日に発売されます。

これを記念して、「本の話」では発売記念キャンペーン第1弾「あなたとガリレオの記憶」リレーを実施中です。シリーズ既刊10作品の中から、初めて読んだ日のこと、好きな登場人物、忘れられないトリックなど、あなたとガリレオとの特別な記憶を募集しています。

寄せられた記憶の中から、第4回に紹介するのは、40歳女性のKさん。Kさんにとって忘れられないガリレオは、『沈黙のパレード』でした。


Kさんの家では、ガリレオシリーズを家族で読んでいるそうです。ただし、ひとつだけルールがあります。

先に読み終えても、全員が読み終えるまではネタバレをしないこと。

沈黙のパレード』は、そのルールを守るのが少し大変なくらい、誰かと感想を語りたくなる作品だったといいます。

「家族で読んでいたため、先に読み終えても全員が読み終わるまでネタバレをしないのが家のルールです」

Kさんが強く惹かれたのは、物語が読者の先入観を巧みに利用しているところでした。

アガサ・クリスティーの名作を意識させるような展開。そのために、読者はつい「こういう構図なのではないか」と考えてしまう。けれど、作者はその予想さえも物語の仕掛けに組み込み、終盤で何度も見え方を変えていきます。

「特に終盤の大きなどんでん返しには驚かされ、めまいがするような感覚でページを閉じました」

読み終えた瞬間、誰かに話したい。でも、家族がまだ読み終えていないから話せない。そのもどかしさも含めて、『沈黙のパレード』はKさんの記憶に残る一冊になりました。

では、Kさんが次にすすめたいガリレオは何でしょうか。

選んだのは、『透明な螺旋』です。

透明な螺旋』でKさんが印象的だったのは、事件の謎だけではありません。本作では、湯川学自身の過去や、これまで見えていなかった一面が深く掘り下げられていきます。

科学で謎を解く湯川学。けれど『透明な螺旋』では、湯川自身もまた、時間の流れや人生の重みから自由ではない存在として描かれていきます。Kさんは、そこにガリレオシリーズの変化と深まりを感じました。

沈黙のパレード』で、最後まで予想を揺さぶられる面白さを味わった人は、ぜひ『透明な螺旋』へ。

そこには、謎解きだけではない、湯川学という人物の奥行きがあります。

◇◇◇

あなたの心に残るガリレオは、どの一冊ですか。

「あなたとガリレオの記憶」リレーの応募締切は、2026年8月31日23時59分。ご応募いただいた方の中から抽選で、図書カードNEXT5000円分(5名様)や、「帝都大学」オリジナルボールペン&湯川学の名刺ステッカーセット(50名様)といった豪華賞品が当たります。
ふるってご応募ください。